ラジオ番組
幻の詩人・村次郎がいた風景 十日市秀悦と八戸鮫町の旅
番組ID
R21539
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放送日時
2015年10月11日(日)09:00~09:54
時間(分)
49
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成school教育・教養
放送局
青森放送(RAB)
製作者
青森放送(RAB)
制作社
青森放送(RAB)
出演者
スタッフ
概要
青森県八戸市出身の村次郎(むら・じろう)は、幻の詩人と呼ばれている。生前世に出した詩集は、昭和20年代に制作されたわずか2冊だが、彼の詩は文芸雑誌で高く評価され、将来の活躍が期待されていた。しかし、老舗旅館の長男だった村は、旅館をつぐため、若くして筆を折ったと言われている。その後は詩集を発表することもなく、地元でも忘れ去られていた。喜劇役者・十日市秀悦も八戸で三代続く食堂の長男として生まれたが、役者になりたくて上京し、38年が経った。なぜ才能を認められた村が、詩人をやめて家業を継いだのか、その背景を求めて、十日市が村の郷里、八戸市鮫町を訪ねると、旅館はすでに解体されていたが、村を知る人々がいた。そして取材を進めて行くうちに、「旅館を継ぐため、筆を折った」と言われている村の、違った一面が明らかになっていく。彼は生涯、詩を書き続けていた。そして、詩の発表をやめたのは家業のためだけではなかったのだ。◆平成27年度芸術祭参加(初回放送2015年5月31日)