ラジオ番組
ラジオドキュメンタリー 遠ざかる島影 北方領土と安全保障
番組ID
R22100
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
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放送日時
2017年05月29日(月)20:00~20:29
時間(分)
30
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成
放送局
STVラジオ
製作者
STVラジオ
制作社
STVラジオ
出演者
ナレーション:工藤準基
スタッフ
概要
2012年3月、大統領に復帰直前のロシアのプーチン首相は「ヒキワケ」という日本語で北方領土問題解決への強い意思を示し、日本国民の期待も高まり始めた。しかし、昨年(2016年)の日露首脳会談でも問題は打開されなかった。元島民には今も島での暮らしと強制送還の記憶が鮮明に残る。ビザなし交流で訪問しても、行動は制限され、満たされない切ない思いが募るという。現在、北方領土にはロシア軍約3500人が駐留し、実践的な軍事訓練を繰り返している。北方領土はロシアの防衛にとって重要な位置にあり、「ヒキワケ」発言を機に動き出したように見えた領土問題だが、両国の政治的思惑が錯綜し、すれ違いを続けている。元島民は高齢化し、領土問題に残された時間は僅かである。島を追われた人たちの願いを置き去りにして、北方領土の島影は遠ざかっていく。