テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

radio
ラジオ番組

ロード・トゥ・「平成最後のアナウンサー3人が、平成最後にお届けする、平成最後のラジオ朗読劇発表会」

番組ID
R22793
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2019年03月30日(土)10:15~12:00
時間(分)
47
ジャンル
recent_actorsドラマ
放送局
RSK山陽放送(RSK)
製作者
RSK山陽放送(RSK)
制作社
RSK山陽放送(RSK)
出演者
スタッフ
ディレクター:三川亮輔
概要
毎週土曜日の午前9時から放送している3時間半の生ワイド番組「リンだとRiN太の土曜番長」内で展開しているアナウンサーの挑戦企画。今回は言葉を生業にする新人アナウンサーたちが、「ちゃんと伝わる読み方」に向き合おうと朗読に挑戦した。(2018年11月24日~19年3月30日放送、全17回)。その集大成として生放送で朗読に挑んだ。挑戦者は、平成最後の年に入社した3人のアナウンサー。「朗読とは」、「どう工夫すれば聞き手に伝わるか」、「声の使い方は」などの課題に向き合いながら、言葉を伝えることの難しさや魅力に目覚めていく。題材は芥川龍之介の「二人小町」。生本番当日、番組を進行する国司憲一郎と小松千絵両アナウンサーにも急きょ役が割りふられ、緊張感たっぷりの「ラジオ朗読劇」がスタートした。

同じ年代の公開番組

NBCラジオドラマ 出島から地球を見た男 ~阿蘭陀通詞 志筑忠雄伝~

「引力」、「重力」、「遠心力」など、科学や物理学に使われる言葉は、江戸時代中期、一人のオランダ語通訳によって“発明”されたものだった。長崎・出島を舞台に、日本人通訳・志筑忠雄(1760~1806)の功績を、架空の物語に構成して伝えるドラマ。◆安永5年(1776)晩秋、当時としては希少品だったワインを酌み交わす二人の青年がいた。阿蘭陀通詞(オランダ語の通訳)の忠雄と竜太郎である。そこに、オランダ渡りの品々を商う宗五郎が加わった。宗五郎は、出島から書物を持ち出すよう二人をそそのかす。数日後、出島に向かった二人だが、橋のたもとで竜太郎が足を踏み外し海に転落してしまう。気がつくと、竜太郎は出島に架かる橋の上に立っていた。しかも“安永5年”ではなく“令和元年”。243年の時空を越えた竜太郎は、歴史学者から忠雄の足跡を聞かされ驚くのであった。◆2019年の日本で普通に使われている言葉。とりわけ天文学や物理学に欠かせない単語や形容詞は、忠雄が編み出したものである。いわば忠雄は、西洋の近代科学と初めて向き合った日本人であった。鎖国時代の出島という小さな窓から差し込んでくる光をおう盛な知識欲で取り入れた一人のオランダ通詞の業績が、時を越え過去と現代を結ぶ物語。志筑忠雄以外の登場人物は架空、現代の登場人物は全て本人が演じている。


recent_actorsドラマschool教育・教養radioラジオ番組
青春アドベンチャー 日本のヤバい女の子〔3〕

本を開き、時空と虚実を飛び越えて、昔話に登場する「女の子」と現代に生きる「私」がガールズトークを繰り広げる。日本の昔話に登場する「女の子」たちの人生を大胆に読み解き、物語と社会の呪縛から、彼女たち、そして現代の私たちを解放しようとするラジオドラマ。(全5回)◆第3回「変身する女の子・清姫」。ある日、熊野詣に来た1人の若い僧がいた。名は安珍、大変な美形であった。宿を探していたところ、伏し目がちで可憐な清姫という娘がいる屋敷にたどり着いた。清姫は安珍に一目惚れしてしまった。清姫に迫られた安珍は、熊野詣の帰りに迎えに戻ると約束するが、清姫を迎えに行かなかった。約束を反故にされた清姫は変わり果てた姿となって安珍の前に現れたが、人違いだと彼女を振り切るように進んでいく。怒った清姫は大蛇の姿となり、道成寺に逃げ込んだ安珍を鐘楼ごと怨念の炎に包み焼殺した。その後、大蛇のまま海に身を投げたという清姫。このやりきれない清姫の恋心に同情した「私」は、清姫のもう一つの物語を作りたいと彼女の元まで汽車で会いに行くことを決めた…。


recent_actorsドラマradioラジオ番組
SCRATCH 差別と平成

障害児を持つ放送記者が、障害者施設の入所者と職員45人を殺傷した元職員の男と拘置所で面会を重ね、真の動機を探っていく。平成の終わりに当たり、相模原事件を通して現代の日本社会の姿を見つめた。◆2016年7月26日、神奈川県相模原市の障害者施設・津久井やまゆり園に押し入り、入所者19人を殺害し、入所者・職員合わせて26人に重軽傷を負わせた元職員の男は、「障害者は生きている価値がない」と言った。RKB毎日放送(本社・福岡市)の神戸金史記者は、障害を持つ子の父だ。事件発生の直後、個人的にフェイスブックに書いた詩『障害を持つ息子へ』は、犯人へのカウンターの言葉(反論)と受け取られ、SNSを通じて拡散した。「LGBTには生産性がない」と現職国会議員が公然と書いた雑誌の記事。街中で見かけるようになったヘイト(民族差別)デモ。こうした、「自分と他者の間に線を引き、向こう側の人々の尊厳や存在を認めない言動」を、この番組ではスクラッチ行為と名付けた。様々なスクラッチ行為と相模原事件は、底流でつながっている。◆令和元年度文化庁芸術祭参加作品(初回放送2019年3月5日)、RKB毎日放送・TBSラジオ共同制作 報道ドキュメンタリー(2020年3月、殺人等の罪で逮捕・起訴された元職員の男に、刑事裁判で死刑判決が言い渡された)


cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成radioラジオ番組