１９６４年（昭和３９）にスタートした、視覚障がい者向けの生活情報番組「ラジオライトハウス」の特別編。山梨放送で最も長く続いているラジオ番組。山梨県立盲学校に残る資料をもとに、日本の盲ろう児教育の足跡をたどる。◆見えない、聞こえない、話せないという三重苦を抱える「盲ろう児」。日本の盲ろう児教育は、戦後まもなく山梨県立盲学校で始まった。同校には教師や寮母の日記、手作りの教材、発声訓練の音声記録など、２０００点以上の資料が残されている。番組では、７０年前に同校で学んだ二人の児童が訓練を通じて次第に言語を獲得していく過程や二人の現在の暮らしを紹介する。一方、それら貴重な資料をデジタル化して後世に残そうと動き出す現代の研究者や盲学校の関係者を取材。世界でも唯一とされる資料の保存・公開の重要性を訴える。

２０１８年７月、これまで経験したことのない大雨が西日本を襲った。平成最悪の水害とも言われる「西日本豪雨」だ。岡山県では関連死を含め７３人が死亡、１年近く経っても３人が行方不明だ。倉敷市真備町では堤防が決壊し、濁流に飲み込まれ５０人以上が命を落とした。一方、真備町に次ぐ浸水規模となった岡山市東区の平島地区の死者はゼロ。「平島の奇跡」とも言われた。番組ではあの日あの時、平島地区で何が起き、住民がどう動いたのかを探る。生死を分けたのは何だったのか。住民はどんな行動をとったのか。当時の町内会連合会会長や被災した地域住民に取材した。また、避難所にもなった学区の平島小学校に通っていた６年生女児へインタビューや、彼女が卒業していく様子などを通じて、人々が地域の将来に託す「共助」への思いを聞く。

１９２８年（昭和３）に放送が始まった日本屈指の長寿番組「ラジオ体操」。現在も朝から公園で放送に合わせて体操する姿が見られる。昭和初期に国民の体力向上を目指した体操がなぜ今も愛されているのか。ラジオ体操が始まった経緯や音楽・内容の変遷をたどりながら、戦争をはさんで長寿番組となっていく流れを追い、その秘密を探る。

本を開き、時空と虚実を飛び越えて、昔話に登場する「女の子」と現代に生きる「私」がガールズトークを繰り広げる。日本の昔話に登場する「女の子」たちの人生を大胆に読み解き、物語と社会の呪縛から、彼女たち、そして現代の私たちを解放しようとするラジオドラマ。（全５回）◆第３回「変身する女の子・清姫」。ある日、熊野詣に来た１人の若い僧がいた。名は安珍、大変な美形であった。宿を探していたところ、伏し目がちで可憐な清姫という娘がいる屋敷にたどり着いた。清姫は安珍に一目惚れしてしまった。清姫に迫られた安珍は、熊野詣の帰りに迎えに戻ると約束するが、清姫を迎えに行かなかった。約束を反故にされた清姫は変わり果てた姿となって安珍の前に現れたが、人違いだと彼女を振り切るように進んでいく。怒った清姫は大蛇の姿となり、道成寺に逃げ込んだ安珍を鐘楼ごと怨念の炎に包み焼殺した。その後、大蛇のまま海に身を投げたという清姫。このやりきれない清姫の恋心に同情した「私」は、清姫のもう一つの物語を作りたいと彼女の元まで汽車で会いに行くことを決めた…。

避妊薬として知られるピルは、日本では１９９９年に発売が開始された。避妊薬という性質上、根強い偏見からネガティブなイメージばかりが先行し、日本での使用率は世界の国々と比較して圧倒的に低いといわれている。その一方で、望まない妊娠により中絶を選ぶ女性や、ピルによって解放されるはずの生理トラブルに悩まされる女性が多くいることも事実である。妊娠・出産を希望するかどうかを含め、女性が思い描いたライフプランを実現するために「ピル」がいかに有効であるかを、大学教授や産婦人科の医師を解説員に迎えて基礎知識から学ぶ。

半世紀の歴史を重ねてきた地元レストランの魅力を探る特別番組。◆２０１９年９月、神奈川県民に愛されているハンバーグレストラン「ハングリータイガー」が創業５０周年を迎えた。同店をこよなく愛する横浜出身の☆Ｔａｋｕ　Ｔａｋａｈａｓｈｉがナビゲーターを務め、地元利用者の視点から、同店がこれまで歩んできた道のりをたどる。ハングリータイガー相談役の中田有紀子さんに５０年の軌跡を聞くほか、ＳＮＳを通じてリスナーから寄せられたメッセージを紹介する。

２０１９年１１月２５日、東京ドームで行われたローマ教皇フランシスコのミサの模様を中心に、ローマ教皇が来日した意義やメッセージの内容などについて語る特別番組。解説は、聖パウロ修道会日本管区長・鈴木信一氏と、イエズス会日本管区長レンゾ・デ・ルカ氏。聞き手は千倉真理。

海外に縁の深いアーティストやＥＣＣ現役講師を迎え、注目のアーティストや楽曲を紹介。楽曲の歌詞から気になる英単語や熟語を取り上げ、日常会話での活用方法などをワンポイントレッスン形式で学ぶ番組。洋楽とともに英語や英会話を楽しみ、海外の人と交流する機会が増える時代を生きるためのアドバイスを楽しく伝える。リスナーから「英語を話せてよかったこと、話せなくて困ったエピソード」も募集し、英語でのコミュニケーションについて経験談も共有する