テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

radio
ラジオ番組

SBCラジオスペシャル 戦争を学び継ぐ ~登戸研究所調査研究会~

番組ID
R24245
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2023年05月30日(火)20:00~21:00
時間(分)
59
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー・録音構成
放送局
信越放送(SBC)
製作者
信越放送(SBC)
制作社
信越放送(SBC)
出演者
ナレーション:飯塚敏文
スタッフ
プロデューサー:高島哲也、ディレクター:清沢康夫
概要
爆弾や毒薬、細菌兵器の研究開発を行っていた謀略機関「登戸研究所」は、太平洋戦争末期、長野県南部へ密かに移転して研究を続けていた。終戦とともに証拠隠滅が徹底され、元研究員や地域住民には研究所に関する箝口令も敷かれていたが、1989年に地元の高校生が結成した「平和ゼミナール」の地道な聞き取り調査で、実態が徐々に解明されていく。高校生の始めた調査が、隠された秘密になぜ辿り着けたのか。一連の活動を振り返りながら、地域における平和教育の意義を確認するとともに、現在も地元で研究・調査を続ける民間人が組織する「登戸研究所調査研究会」の活動の現況を伝えた。
受賞歴
日本民間放送連盟賞(2023年報道番組優秀)

同じ年代の公開番組

民放ラジオの黎明 ~Count Basie(カウント・ベイシー)が聞こえる

1951年(昭和26)に誕生した日本の民間放送に、非常に多くのアメリカ製のラジオ番組が供給されていたことは、あまり知られていない。誰がどのような理由でそれらの番組を制作し、放送したのか。番組ではさまざまな資料や証言をもとに、その知られざる真相に迫る。◆1945年9月、GHQ(連合国最高司令官総司令部)による占領政策が始まると、戦後日本の民主化を図る手段として大きな役割を果たしたのが、ラジオだった。GHQの民間情報教育局(CIE)が指導し、戦争指導者を糾弾する番組やクイズ番組などをスタートさせた。やがて、中国や当時のソビエト連邦が中波による日本語放送に力を入れ始めると、アメリカは日本国民の共産化を防ぐためプロパガンダに力を入れるようになった。ところが、本国から発信される日本語放送VOA(アメリカの声)は短波放送だったため、戦時中に短波受信機の所持を禁じられていた日本国民の耳には届かない。そこで、アメリカで制作した番組に日本語の解説をつけ、日本国内の放送局から放送させることにした。CIEの業務を引き継いだアメリカ広報文化交流局(USIS)は、アメリカ大使館別館のスタジオで様々な日本語版のラジオ番組を制作し、民放ラジオ局に提供した。その番組の一つが「ジャズ・クラブ」であり、最初に流れた曲は、カウント・ベイシー楽団の演奏だった。


music_note音楽cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成radioラジオ番組