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ラジオ番組

西の正倉院みさと文学賞特別番組  ~海笑う~

番組ID
R24591
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2022年12月31日(土)21:00~21:59
時間(分)
57
ジャンル
recent_actorsドラマ
放送局
宮崎放送(MRT)
製作者
宮崎放送(MRT)
制作社
宮崎放送(MRT)
出演者
上杉一馬池田知聡、ナレーション:川野武文
スタッフ
原作:林野浩芳、脚色:新井まさみ、音楽:横山起朗、演出:小倉哲、構成:小倉哲、効果:阿部政貴
概要
宮崎県美郷町、ここにはかつて百済の王族が隠れ住んでいたという伝説が残る村・南郷が存在した。百済王一家の伝説は今なお語り継がれ、村に謎とロマンを残している。2019年、美郷町は百済王伝説を背景とした「西の正倉院みさと文学賞」を創設した。第4回のMRT宮崎放送賞受賞作品をラジオドラマ化した。◆海辺の小屋で火を囲みながら、遠く離れた郷里に伝わる昔話を始める老人。それは百済里(くだらざと)と呼ばれる里に暮らす百済の末裔の兄弟の物語だった。いつか海を越え、青年・李春はかつて百済にあった地を踏むため、剣の稽古に励んでいた。しかし、いつまでも里の平和な暮らしに安寧し、郷里を取り戻そうとしない大人たちに苛立ちも募らせていた。ある時、都から出稼ぎに出ていた兄の李宇が帰郷する。李宇は手先が器用で商才もあり、李春の憧れの存在だった。里を出たがる李春に、里離れの儀式を経て兵士になるよう提案する李宇。しかし李春は里人の噂から、兄の知られざる一面を知ることになるのだった。

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生涯野球監督 迫田穆成 ~終わりなき情熱~

83歳にして高校野球の監督を続ける迫田穆成さん。1955年に広島商業高校入学、1957年に主将として甲子園全国制覇。その後1967年同校監督に就任し、1973年春準優勝、同年夏優勝。選手、監督で全国制覇という快挙を達成した名将だ。迫田さんは6歳の時に被爆しており、不安な戦後を生き抜いた。その少年が広島勢優勝を飾り、原爆被害からの復興過程にあった広島の人々を大いに勇気づけた。迫田さんの歩みは、戦後の広島の歩みそのものだ。スポーツが地域の希望の光となり、全国を舞台に地方都市が張りあえることを証明した。バント、待球(四球や打ちやすい球を待つこと)、奇想天外な作戦。パワーで劣っても創意工夫と執念で日本一になる。その人生は実に爽快であり、苦境にある地方都市や弱者の生きる道を示すものだ。現在、迫田さんは竹原市にある全校生徒約150人の小さな県立竹原高校を指揮している。最初は11人だけだった選手も、翌年16人が入部し、ようやく戦力が整った。ここで自らノックバットを握り、野球部の強化はもとより地元の活性化にも寄与している。昨夏、20年間で1勝しかできなかった竹原高校は3勝をマークし結果が出始めている。迫田さんの生き方、言葉は苦境の地方や組織の一助となるはずだ。


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