テレビ番組
ザ・ノンフィクション 東京行商女人生哀歌
番組ID
013685
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放送日時
2003年11月23日(日)14:00~14:55
時間(分)
46
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
フジテレビジョン(CX)
製作者
フジテレビジョン(CX)
制作社
フジテレビジョン(CX)、スタジオアルタ
出演者
語り:麻生美代子
スタッフ
構成:上久保直哉、編集:井上秀明、撮影:谷内正吾、音声:深石晴久、EED:水沼治久、MA:阿世知孝彦、音響効果:松下俊彦、広報:宇佐見順子、デスク:伊藤ひろみ、チーフプロデューサー:味谷和哉、プロデューサー:岡田宏記、プロデューサー:松尾和之、演出:大林彰
概要
千葉県の安食駅では、午前3時から朝市が開き、九十九里から運ばれた冷凍ものの魚介類が並ぶ。農家の女性らは自らが栽培した農作物にこれらの魚介類を加え、東京まで行商に出るのである。安食駅からは今も20人近い女性が行商に向かう。その中の一人、武田さん(80歳)は行商を50年続けている。かつて行商は農家に貴重な現金収入をもたらしていたが、武田さんが行商へ行く理由はそれだけではなく、亡くなった夫との確執があったという。自分の体重以上の荷物を背負い、電車に乗り込む武田さん。電車内では商品の種類を増やすため、顔なじみと物々交換を行う。やがて東京に近づくにつれ、通勤・通学の客が増えてくる。中には苦情の声もあるが、人情に支えられながら行商を続けている。武田さんは同居している息子夫婦が起きる前に出かけ、昼頃誰もいない家に帰ってくる。しかし、一人娘であったがために、夢を捨て、家督を守らなくてはなかった武田さんにとって、自由な時間を謳歌できる今は幸せだった。隠居を進める人もいるが、武田さんは今日も重い荷物を持って行商を続けている。
受賞歴
ギャラクシー賞(第41回選奨)