清朝王族の家柄に生まれ、日本と中国の狭間で翻弄されてきた川島廉子と娘・尚子の波乱の人生を描くドキュメンタリー。◆廉子さんは清朝王族の王女として生まれ、幼くして日本人有力者・川島浪速の養女となったが、戦後中国では支配階級の出身者・戦争に荷担した日本人として理不尽な差別と迫害を受けた。母と子供達は肩寄せ合って生きていくが、成長した尚子さんは母とは違う生き方を求めて文化大革命に身を投じていく。あれから３０年、尚子さんは松本に帰国した母に呼び寄せられて日本人となり、母の生涯を綴った本を出版した。さらに、母と自分の人生を振り返るために中国に旅立つ。

旅館改革を目指すとある旅館が開いた女将塾に集まった塾生達の成長模様を描く。原作：倉澤紀久子、脚本：小松江里子。（２００３年３月３１日～５月８日放送、全２４回）◆最終回。吉野奈津子（酒井法子）が旅館「三翠閣」の女将塾の塾生となって３年が経っていた。多くの塾生たちはそれぞれの道へと進んでいき、残りは奈津子含めて３人のみとなっていた。そしてそんな奈津子たちも女将塾を卒業する日がやってくる。富佐子（高橋惠子）は、卒業する奈津子を大分の老舗旅館の女将に推薦し、奈津子は大分行きを決めるのだった。大分に旅立つ準備をしている奈津子に富佐子と水野（小林稔侍）はあるものを託す。

「親切」や「優しさ」などをテーマにしたショートストーリー。日常のささいな出来事のなかに隠された、心打たれる瞬間をつづる。◆この回は「雪だるまの顔」。

沖縄の小浜島で天真爛漫に育ったヒロイン・恵里が、東京生れの兄弟との出会いをきっかけに上京し、自分の人生を切り開いていく姿を描いた連続テレビ小説の続編。（第２シリーズ／２００３年３月３１日～４月２８日放送、全６回）◆小浜島で暮らしていた恵里一家だが、文也は本格的に地域医療を学ぶため、３年間東京へ戻りたいと望んでいた。島暮らしで元気になった息子・和也のことを考えると、一家での引っ越しに踏み切れない恵里。一方、弟・恵達の夫婦も悩みを抱えていた。

大正・昭和・平成と生き延びた一台の古いピアノに秘められたエピソードを掘り起こすドキュメンタリー。◆２００２年秋、愛知県の高校に８０年以上前の古いピアノが里帰りした。東京で見つかったこのピアノは、廃棄のためにピアノ工房に運ばれてきたが、大正初期に作られた国産品だと判明すると、工房は楽器資料として修復した。その際、「愛知県新城高等女学校備品」という刻印が見つかったのだった。このピアノには、厳しい音楽教師、戦後のどさくさの中で素晴らしい演奏を披露した女学生、そのピアノで夢を叶えた女生徒らの様々な物語が詰まっていた。

巨人ファンの文房具店主と、阪神ファンの菓子店主。通りを挟んで「勝った」「負けた」と試合結果に一喜一憂、ある意味「伝統の一戦」となっていた。二人の固い絆と熱い友情を２年に渡り追い、ユニークに描く。◆鹿児島県の商店街で、通りを挟んだ二つの店が日夜戦いを続けていた。巨人ファンの鶴田さん、阪神ファンの塚田さんは、５０年以上も舌戦を続けているライバル同士。幼馴染で小さなころからお互いの家を行き来している仲だが、巨人対阪神の試合があると途端にライバル心を燃やし、お客さんそっちのけでＴＶ中継に没頭する。商店街の人々も温かく見守っていた二人の間に、しかし思いがけぬ変化が訪れる。

岡山県内各地で歌われている“わらべ歌”を、その地域の子どもが歌うのに合わせて、その歌に関係する歴史や風土を紹介する。◆この回は有漢町の「お寺のおしょうさんが」。

岡山県内各地で歌われている“わらべ歌”を、その地域の子どもが歌うのに合わせて、その歌に関係する歴史や風土を紹介する。◆この回は美甘町の「いちじくにんじん」。