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テレビ番組

映像’05 独り語り ~91歳の戦争出前噺~

番組ID
015471
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放送日時
2005年12月12日(月)00:30~01:30
時間(分)
51
ジャンル
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ドキュメンタリー
放送局
毎日放送(MBS)
製作者
毎日放送(MBS)
制作社
毎日放送(MBS)
出演者
ナレーター:石田敦子
スタッフ
カメラ:荒利幸、撮影助手:山田陽平、編集:藤田幸司、録音:豊島淳、選曲:渋谷安昭、タイトル:森村幸代、VTR:伏見明修、ディレクター:津村健夫、プロデューサー:山本利樹
概要
和歌山の山奥で一人暮らし、月に数度、日本軍の兵士として中国で体験したことを「戦争出前噺」として語る活動を20年続けている91歳の本多さんの日々を追いながら、現在の「戦争と平和」を考える。◆1914(大正3)年生まれ、1939年に応召、中国へ派兵され41年に帰国。43年に再応召、終戦後はシベリアに抑留され、47年の8月に帰国した。「孫に軍服を着せたくない」と単純に始めた出前は、2、3回で終わるだろうという思いに反して91歳まで続いた。学校や市民団体に呼ばれることが多いが、たった一人のために出向いたこともあり、その回数は1000回を超える。2005年5月、単身中国へ渡り、戦跡で自らの行いを詫びた。その姿が中国マスメディアで予想外に大きく取り上げられたことで、日本の雑誌で誹謗されたりもした。小泉総理の靖国参拝が賛否両論を引き起こす日本で、地位も名誉も財産も求めず、ただ一人の人間として語り続ける。

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ストーンウォーク ~ヒバクシャと歩む道~

2005年夏。被爆60年を迎えた日本で、原爆犠牲者とあらゆる戦争犠牲者を追悼するための平和行進が行われた。その名も「ストーンウォーク」。被爆地ナガサキからヒロシマまで600キロの道のりを、およそ2トンの巨大な石を引いて歩くというものだ。石は、戦争犠牲者の墓石を意味しているという。◆主催者の1人は、2001年のアメリカの同時多発テロで夫を失ったアンドレア・ルブランさん。彼女は愛する夫を突然理不尽な形で奪われ、一時は生きる道を失いかけていた。しかしそんな時、彼女はナガサキ・ヒロシマの被爆者と出会った。彼らが「他の誰にも同じ苦しみ・痛みを味わせないためには、自分たちが行動する責任がある」という思いから核兵器廃絶のため活動していることを知り、自らも痛み・悲しみを報復に結び付けるのではなく、平和のために力を尽くそうと決めたのだ。◆アンドレアさんを始めとするアメリカの市民が呼びかけた「ストーンウォーク」には、被爆者や長崎の若者、それに広島までの行程にある各県の市民、あわせて1000人以上が参加し、平和への大きなうねりとなった。アンドレアさんの思いを番組の軸に据え、それを支えた被爆者や若者たちの思い、ストーンウォークを通しての彼らの心の交流を描く。被爆60年特別番組。


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