２００１年度のノーベル化学賞を名古屋大学の野依良治教授が受賞した。受賞理由となった『不斉合成の原理』につての研究成果と、化学研究の魅力について話を聞く。聞き手は放送大学の岩村秀教授。

長野県を代表する河川・千曲川。流域に豊かな恵みを与える一方、ひとたび洪水となれば大きな被害をもたらしてきた。川と人の生活の関わりを歴史から辿り、治水・利水の両面から見直すシリーズ。（全８回）◆第６回は、重要な交通・運輸手段だった舟運の歴史を辿る。千曲川通船が始まったのは、江戸時代後半の寛政２年（１９７０）西王滝村（現飯山市）の名主で豪農だった斎藤太左衛門によってだった。当初幕府に認可されたのは西大滝から福島（現須坂市）間の１３里だったという。図面などを元に当時の様子をＣＧと写真合成で再現する。明治初めに最盛期を迎えた通船は、鉄道の開通によって大打撃を受け衰退していった。

“楽しい・おもしろい・よくわかる”をモットーに、毎週幅広いテーマを取り上げ、司会者・所ジョージの驚きを通じて科学をわかりやすく解説する科学番組。（１９８９年１０月１日放送開始）◆この回のテーマは時代劇で水筒代わりによく登場する「ヒョウタン」。豊臣秀吉の旗印だった「千成びょうたん」は本当に千個も実をつけるのか、持ち歩きに耐えるヒョウタンの硬さとその秘密などを追究する。

「親切」や「優しさ」などをテーマにしたショートストーリー。日常のささいな出来事のなかに隠された、心打たれる瞬間をつづる。◆この回は「夏野菜」。

女優・岸本加世子と歌人・田中章義の二人が、お茶の源流を中国に訪ねるドキュメンタリー。静岡放送開局５０周年記念番組。◆静岡県出身の二人は、静岡茶のルーツと言われる「径山茶」ゆかりの浙江省径山寺から旅を始める。岸本は杭州の龍井（ろんじん）村へ向かう。ここで生産される龍井茶は中国最高級の緑茶として有名だ。岸本は出稼ぎに来ている娘たちと一緒に茶摘や釜炒り作業を体験し、日本と中国の茶の違いを学び、人々のお茶への思いを知る。一方、田中は幻の茶「黄山毛峰」の産地・黄山や、日本に茶の実と仏書を持ち帰った高僧・聖一国師の生地を訪ねる。

文化爛熟の元禄時代に自分たちの信念を貫いた赤穂浪士の物語を、古典「仮名手本忠臣蔵」の要素を取り入れて描く長時間時代劇。◆大野の裏切りを知った勘平は大野を討つが、自分も深手を負ってしまう。瀕死の勘平は名誉を回復し、連判に名を加えてもらうも、息を引き取る。一方、松の廊下で内匠頭を抱きとめて本懐を遂げさせなかったと非難を受ける加古川本蔵は、大石主税と添い遂げたいという娘・小浪のために、命を懸けて大石親子に懇願する。やがて浅野家再興の望みが絶たれると、内蔵助は仇討ちの決意を固め、妻子を但馬の実家に帰して江戸へ向かう。

瀬戸内海は、海運の要地として培われた豊かな歴史と、多島海の景観に代表される美しい自然を有してきた。そんな瀬戸内海の「今」を、それぞれの地域から紹介する。（２００２年１０月７日・２００３年９月２２日、全５０回）◆この回は「野生の鹿が住む島」。

深い絶望を抱いた男性教師と純粋無垢な女子生徒とが出会い、多くの誤解と理解を経て、愛を深めていく。１９９３年に高校の教師と生徒の「禁断の恋」を描いて大きな話題となったドラマのコンセプトを引き継いで制作されたドラマ。（２００３年１月１０日～３月２１日放送、全１１回）◆ＶＯＬ．１「禁断の愛、再び」。初冬のある日、女子高に通う町田雛（上戸彩）は、授業をサボって知り合った工藤紅子（ソニン）と、夜の街に遊びに出た。しかし紅子には置いていかれ、立ち寄ったゲームセンターで出会った不思議な印象の男・湖賀郁巳（藤木直人）の部屋について行ってしまう。身構える雛に、湖賀は「ただ一緒に眠って欲しい」と頼む。翌日、登校した雛は、新任の教師として現われた湖賀を見て愕然とする。