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テレビ番組

木曜劇場 ありふれた奇跡〔11・終〕 / フジテレビ開局50周年記念ドラマ

番組ID
203121
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放送日時
2009年03月19日(木)22:00~22:54
時間(分)
47
ジャンル
recent_actorsドラマ
放送局
フジテレビジョン(CX)
製作者
フジテレビジョン(CX)
制作社
フジテレビジョン(CX)
出演者
スタッフ
脚本:山田太一、音楽:海田庄吾、技術:久坂保、技術:瀬戸井正俊、撮影:宮田伸、撮影:川口次男、撮影:西村敏彦、撮影:宮崎康仁、撮影:岡本世基、撮影:坂本誠、照明:木幡和弘、照明:中江純平、照明:大賀章雄、音声:山田裕樹、音声:伊藤修一、音声:小池利幸、音声:安岡亮介、編集:白水孝幸、編集:住友文佳、選曲:小西善行、音響効果:荒川望、音声:市村聡雄、美術:杉川廣明、美術:柳川和央、美術:平川泰光、CG:冨士川祐輔、制作:長部総介、制作:樋口徹、演出:田島大輔
概要
駅のホームで自殺しようとしていた男・藤本を止めたことから知り合った加奈と翔太。それぞれに悩みや傷を抱えて生きている人たちが、“ありふれた奇跡”でつながって、救い救われる物語。(1月8日開始、全11回)◆見知らぬ女性から赤ん坊を預かった加奈と翔太。5分と言った女性はいつになっても戻らず、おしめを換えたりミルクをあげたり、どうにか世話を焼きながら待つが、2時間が経って翔太は警察に届けようと提案する。しかし加奈は「もう少しこうしていたい」と本音を漏らし、さらに数時間が経過。やがて、加奈に内緒で翔太が連絡した藤本と権藤がやってきて、加奈を説得する。
受賞歴
ギャラクシー賞(第46回選奨、特別賞(中村俊夫プロデューサー))

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映像’09 逃げる司法

再審の開始が決定している「足利事件」と「布川事件」、この2つの事件をとりあげ、日本の冤罪の構図を探ってゆく。◆「足利事件」:2009年6月4日、足利事件の受刑者であり、再審請求の請求人である菅家利和さんが千葉刑務所から釈放された。有罪の決め手となったDNA鑑定が全く違っていたことが判明した。検察は全面敗北を認め、再審開始、無罪判決という手続きを待たず、菅家さんの釈放に踏み切ったのだ。これは刑事司法の歴史上、かつてないことだった。◆この検察の行動に歩調をあわせるかのように、6月23日東京高裁も再審開始の決定を言い渡した。一見、菅家さんと弁護団の勝利とも見える事態だったが、足利事件弁護団の佐藤博史弁護士は「これは菅家さんを無罪の罪に陥れた“冤罪の構図”を解き明かす機会を奪うものだ」と反発し、裁判所と徹底的に闘うと宣言している。菅家さんを嘘の自白に追い込んだ警察と検察の責任と、いい加減なDNA鑑定を鵜呑みにした裁判所の責任。それらを自白の下に晒し、冤罪の構図を解明することが阻まれようとしている。◆「布川事件」:1967年8月、茨城県利根町・布川で発生した強盗殺人事件で、2人の男性が犯人として逮捕された。当時20歳の桜井昌司さんと21歳の杉山卓男さんだった。2人は厳しい取調べの中で自白を強要され、自白と目撃証言により、無期懲役の判決を受けた。その後、2人は獄中から無実を訴え続け、1996年に仮出所してからも再審請求の闘いを続け、2005年に水戸地裁土浦支部が再審開始を決定した。現在検察が最高裁に対して特別抗告し審理が続いている。◆この事件では再審請求の過程で多くの、重大な検察の証拠隠しが明らかになった。自白と異なった死因が記された死体検案書、2人のものではないとされた毛髪鑑定書、さらに「現場にいた2人の男は別人だった」という目撃証言まで。この検察の証拠隠しに対して裁判所はまったく無力だ。まもなく、布川事件の最高裁の判断が出る予定だ。◆法治国家といわれるこの国で無実の人間が国家により人生と自由を奪われる。これ以上の理不尽はない。検察と裁判所によって作られた冤罪事件を検証し、その構図を探る。


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