テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

Space2010 神様からの宿題 ~希少難病FOPと闘う少年~

番組ID
205615
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2010年12月29日(水)20:00~20:55
時間(分)
49
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
サンテレビジョン(SUN)
製作者
サンテレビジョン(SUN)
制作社
サンテレビジョン(SUN)
出演者
ナレーション:東真由美
スタッフ
カメラ:花田充弘、タイトル:東村靖典、編集:武藤崇之、VE:新長奈美子、MA:佐片健、ディレクター:篭谷亜美、プロデューサー:永谷和雄
概要
兵庫県明石市内に住む中学1年生の山本育海くんは、小学3年生の時にFOPという珍しい病気であることが分かった。FOPは遺伝子の異常が原因で起こり、けがや疲れなどから筋肉細胞が骨になってしまう進行性の病気で、2007年に難病指定された。指定と共に厚生労働省による研究チームが発足し、調査研究が始められたが、まだ治療法は見つかっていない。番組では、育海くんの薬開発のための活動や学校生活のほか、育海くんを支える母親や支援者の思いなどを取材。まだまだ知られていないFOPという病気を正しく伝えるとともに、難病の治療法確立をめぐる問題も提起する。

同じ年代の公開番組

ダイドードリンコスペシャル 人生を奏でる おわら風の盆

九月一日から三日三晩、五穀豊穣を願い、八尾の人たちが唄い踊り明かす「おわら風の盆」。ゆるやかなテンポの上を流れるような踊り、洗練された唄声、そして地方の音色。毎年、おわらを一目見ようと多くの観光客が訪れる。中でも“日本の道百選”に選ばれ、観光客に人気の高い、諏訪町。番組は諏訪町に暮らし、おわらに打ち込む人々の生活と、風の盆での様子を追う。◆ベテランの唄い手である老人は病に冒され、去年の風の盆に出演できなかった。しかし、おわらこそ自分の人生だと言い切る彼は、毎日体を鍛え、唄声にも一層磨きをかけ、今年の復活を願う。老人の息子もやはりおわらの魅力に引き込まれ、唄い手となった。父を見守りながら、自身も風の盆で最高の唄を目指す。◆老人はインタビューのたび「俺にはおわらしかない」と言う。彼だけでなく、八尾町民みんなにとって、おわらは人生そのものなのだ。さらに八尾には、おわらが作り出す深い絆がある。交流は家族や世代を超え、年長者は若者を教え論し、若者は年長者を敬う。そんな、昔ながら地域の形が、八尾には生きている。番組では、おわらに打ち込む人々の絆を描く。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
テレメンタリー2010 切り捨てられた被爆 ~残留放射線の闇を追って~

2008年6月、愛知県知多市の甲斐昭さんは支援者たちが見守る中、入院先の病床で長年苦しんできた甲状腺悪性リンパ腫を「原爆症」と認める厚生労働大臣の認定証を受け取った。◆海軍の潜水学生だった甲斐さんは、原爆が投下された広島市に駆けつけて被爆した。すぐに放射線による急性症状と同じ、下痢や脱毛に見舞われた。そして数年後に悪性リンパ腫を発症し、13回の手術を繰り返してきた。◆「傷痍軍人と同じ」と甲斐さんは訴える。原爆の放射線は、爆発から1分以内の「初期放射線」と1分以後の「残留放射線」に分けられている。甲斐さんのように、残留放射線の影響しか受けていない被爆者の原爆症を、国は認めてこなかった。◆甲斐さんは原爆症認定集団訴訟の原告1号として国を提訴し、1審で勝訴、集団訴訟は全国に広がった。裁判で連敗した国は検討会を設け、2008年4月、ついに認定基準を改定し、甲斐さんの病気を原爆症と認定した。◆それにも関わらず国は、裁判では甲斐さんの原爆症を強固に否定。甲斐さんの症状は、感染症やストレスによるもので、残留放射線による被爆の影響ではないと主張し続けた。◆番組は、被爆者を始め日米の科学者、米国の核実験の元責任者と被害者、元国防長官らの証言を積み重ねるとともに、闇に葬られてきた調査結果などを分析し、そこから見えてくる「被爆国」日本の顔を追い求める。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組