孤独な不良少年・矢吹丈が師となる丹下段平や宿命のライバル力石徹と出会い、ボクシングの世界で苦闘する姿を描くアニメ。天性の素質と段平のトレーニングによってチャンピオン街道をつき進むジョーの前に、次々とライバルたちが立ちはだかる。（１９７０年４月１日～１９７１年９月２９日放送、全７９回）◆第５１回「燃えつきた命」。宿命の死闘は力石の勝利に終わった。敗北を認め、握手を求めるジョーに力石は笑顔で応じようとしたが、意識を失って倒れた。見事な試合を見せた両選手への拍手の中、ジョーは控え室に戻った。そこに悲報が届く。

孤独な不良少年・矢吹丈が師となる丹下段平や宿命のライバル力石徹と出会い、ボクシングの世界で苦闘する姿を描くアニメ。天性の素質と段平のトレーニングによってチャンピオン街道をつき進むジョーの前に、次々とライバルたちが立ちはだかる。（１９７０年４月１日～１９７１年９月２９日放送、全７９回）◆第７８回「死闘！カーロス対矢吹丈」。カーロス戦当日、段平はひとりの拳闘ファンとしての思いをジョーに語る。街の人や子供たちの声援に送られて会場へ向かうジョー。敵方のはずの葉子もひとこと応援の言葉をかけた。世界ランキング６位のカーロスの実力は凄まじく、ジョーは２度のダウンを喫する。ジョーはわざとロープ際に立ち、奇策に出る。

海外旅行の添乗員の主人公・及川と、病院に入院している孤独な老人の交流を通して、親孝行のあり方を考えるドラマ。（１９７１年１２月７日～１９７２年５月３０日、全２６回）

北町奉行の遠山金四郎（中村梅之助）が、非番の月に固苦しい宮仕えを嫌って念仏長屋に“遊び人の金さん”として住みつくが、いつの間にか事件に巻き込まれる。奉行所のお白洲での桜吹雪のいれずみ披露で、事件は「これにて一件落着！」。刺青判官こと遠山左衛門尉景元が活躍する痛快連続時代劇。原作：陣出達朗。（１９７０年７月１２日〜１９７３年９月３０日放送）◆第３４回「桜吹雪の散る男」。

大佛次郎が膨大な資料を駆使して取り組んだ明治維新史の映像化。単なる娯楽にとどまらず、知的エンタテインメントを目指す試みとして、一話ごとに新しい演出法がなされた。（１９７１年９月４日～１１月２７日放送、全１３回）◆第四回「地熱」。外からの刺激は、眠っていた地熱に胎動へのエネルギーをよみがえらせた。開国か攘夷か、一橋か紀州か。京都での主導権を巡って、長野主膳（天知茂）と橋本左内（田村正和）が火花を散らせた。そして、揺れ動く時代が安政の大獄に向かって大きな一歩を踏み出す。

大きく変貌している日本列島の中で、今なお昔の姿で残されている秘境の自然美をとらえ、各地に生き続ける野生動物と、風俗習慣や祭事を記録した紀行番組。（１９７１年４月１１日～１０月３日放送、全２６回）◆第７回は、作家の畑正憲氏の目を通して、沖縄のサンゴ礁を紹介する。石垣島から西表島まで、その濃い藍色の海の中には、日本一大きなサンゴ礁がある。テーブルサンゴの一部が、戦争中の艦砲射撃によって無残に壊されてしまった姿が痛々しい。環礁に囲まれた島の周辺は水深が浅く、強い日差しによって、魚の泳ぐ姿が水の上からもよく見える。竹富島の環礁のすぐ外側の深海では、海底から温泉が噴き出ていた。

北国の厳しい風土のなかを遍歴した津軽三味線の盲目の名手、高橋竹山の生きてきた記録を、彼の芸と語り口で構成するスタジオ・ドキュメンタリー。盲目に生まれついた高橋竹山の幼年の境遇、習得した三絃の門付けより収入の多かった民謡唄会興行など、彼の人生とその芸を集大成する。

大佛次郎が膨大な資料を駆使して取り組んだ明治維新史の映像化。単なる娯楽にとどまらず、知的エンタテインメントを目指す試みとして、一話ごとに新しい演出法がなされた。（１９７１年９月４日～１１月２７日放送、全１３回）◆第十一回「決起」。高杉晋作（原田大二郎）は長州へ戻り、自身が生みだした奇兵隊に決起を促した。奇兵隊を先頭とする反乱軍は、時代の流れに敏感な商人、変革を求める地主、農民に支援された。クーデターは成立、改革派の正義党が藩の政権に返り咲いた。しかしこの時、晋作は自分たちの役割の終わったことに気付かなければならなかった。動乱の幕末史に異色の足跡を残した高杉晋作の姿を追う。