オートバイに乗ってどこからともなく現れ、悪人たちをこらしめる月光仮面の活躍を描く連続テレビ映画。ふだんは探偵・祝十郎として事件を追っているが、警察の手に負えない場面になると、正義の味方・月光仮面となってさっそうと登場する。“憎むな、殺すな、ゆるしましょう”をモットーにした元祖ヒーロー番組。原作・脚本：川内康範。（１９５８年２月２４日〜１９５９年７月５日放送、全１３０回）◆「連続テレビ映画　月光仮面　マンモス・コング」。暗殺事件と巨大怪獣の関連を追う祝探偵（大瀬康一）たちの前で、体長１５ｍのゴリラ怪獣「マンモス・コング」が東京港から上陸して暴れ回る。コングに対抗する人造ロボットを開発中の山脇博士は何者かに襲われ、そしてついにマンモス・コングと月光仮面の一騎打ちとなる。一方、コングを操る国際暗殺団の殺し屋Ｘたちは、日本の要人を抹殺すべく暗躍する。モノクロ作品。

南海丸遭難、衆議院解散・総選挙、岸内閣成立、総評春季闘争、関門国道トンネル開通、アジア競技大会、全日空遭難事件（下田沖）、狩野川台風、警職法改正問題（国会乱闘）、皇太子ご婚約など１９５８年の国内ニュース・ハイライト。◆（番組開始から２３分４９秒〜２５分４０秒の間、音声が途切れます。ご了承ください。）

映画からテレビヘ、マスコミの流れの非情さと、その中で浮き沈みする人間像を描くドラマ。テレビの発展に押されがちな映画会社の制作本部長黒木は、新人監督の抜擢など改革を断行するが、失敗に終わる。私生活の面でも、仕事のため家庭をかえりみない黒木に失望した妻が、家を出てしまう。一方、彼の義弟は時代の最先端をゆくテレビの新人ディレクターとして活躍していた。◆モノクロ作品。生、ＶＴＲ、フィルムを混用して制作。放送当時の制作者表記は「ラジオ東京テレビジョン」。

「事実は小説より奇なりと申しまして」という司会・高橋圭三アナウンサーの名セリフではじまるクイズ番組。レギュラー解答者に毎回１人のゲストを迎え、珍しい体験や特技・趣味など、登場する一般の人たちの秘密を当てる。番組の最後にはゲストとゆかりの人との御対面が行われる。（１９５５年４月１４日〜１９６７年３月２７日放送）◆この回はお正月にちなんだ秘密の持ち主ほかが登場する。ゲストは東久邇成子さん。

宇宙からやって来た遊星王子の地球での活躍を描く少年向きＳＦ特撮シリーズ。普段は街頭でクツ磨きをしている青年ワクさん（三村俊夫）は事件が起こると遊星王子に変身し、地球の平和を守るために様々な悪に立ち向かう。原作・脚本：伊上勝。（１９５８年１１月４日〜１９５９年９月３０日放送）◆「連続テレビ映画　遊星王子　第七話　まぼろし大使　后篇」。月世界探検隊のロケットが消息を絶つ中、まぼろし大使が宇宙船で飛来した。まぼろし大使は人間の意思を変える薬品を使い、地球を征服しようとたくらむ。その魔の手とたたかう遊星王子は誠少年（日吉としやす）と君子（早ミチ子）を救おうとしたが、ワナにかかって地下室に捕らわれた。武田刑事（武藤英司）たちは敵の隠れ家とみられる天文台へ向かう。モノクロ作品。

一枚の赤紙によって召集された平凡な理髪店の主人が、命令で心ならずも犯した捕虜処刑のためにたどる悲惨な運命から、戦争の実相と人間の運命を描いたドラマ。◆地方の町の小さな理髪店の主人・豊松は、第二次世界大戦さなかに召集され、上官の命令で、捕虜となったアメリカ軍爆撃機の搭乗員を処刑した。命令には逆らえなかった。戦後帰郷した豊松は突然逮捕され、軍事裁判にかけられた。彼に下された判決は…。

「事実は小説より奇なりと申しまして、」という司会・高橋圭三アナウンサーの名セリフではじまるクイズ番組。レギュラー解答者に毎回１人のゲストを迎え、珍しい体験や特技・趣味など、登場する一般の人たちの秘密を当てる。番組の最後にはゲストとゆかりの人との御対面が行われる。（１９５５年４月１４日〜１９６７年３月２７日放送）◆この回はお正月にちなんだ秘密の持ち主ほかが登場する。ゲストは東久邇成子さん。

警視庁の記者クラブを舞台として、そこに活躍する新聞記者を描いた連続ドラマ。事件解決の展開のみを中心とせず、記者たちの人間性を追求し、記者ものブームの先鞭をつけた。（１９５８年４月３日～１９６６年３月２９日放送）◆第８話は「影なき男　前編」。２週で１話が完結する形式となっている。