テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料
大阪で下着の行商をやっていた日比野都さんの同名手記を脚色したドラマ。日曜劇場「天国の父ちゃん」は1966〜1978年に計21作が制作された人気シリーズ。◆都(森光子)は夫の死後、どぶいけから仕入れた下着類を行商して、娘・律子(二木てるみ)と息子・健(松山省二)を育てている。ユーモアたっぷりに自ら“日本一のパンツ屋”と称し、浪花女のど根性で辛いことも明るく笑いとばして毎日を精一杯おくっている。律子は恋人の長次、健は部活動の美人マネージャーに夢中で、都は少し寂しい。都は偶然知り合った経済学者・大森作太郎に個人教授をしてもらえることになり、喜び勇んで大森家を訪ねる。
人間の肉眼では見られない驚異の世界を特殊な機器、装置を使ってフィルムで見せる。さらにクイズやスタジオショーを織り込んで、子どもたちが楽しみながら科学的教養を豊かにすることを目的とした番組。「四つの目」とは、「時間の目」「透視の目」「拡大の目」「肉眼」のこと。(1966年4月7日〜1972年3月30日放送)◆この回見つめるのは鳥の「ウグイス」。飛んでいるウグイスは1秒間に羽を何回動かすか、ウグイスには歯があるのか、ホーホケキョと鳴くのには舌を使うのかなどをクイズ形式で東京江東区の深川小学校の児童に出題、解答を映像で解説する。
明治以後日本が近代化していく歴史の中で、真の人間教育のために努力をつづけた無名の教育者三代の姿を描く。各々の時代の子供を通して、日本の教育100年の歴史と伝統を浮き彫りにする。ナレーションは、立川談志と子どもたちのかけあいで、現代の子どもの疑問をとくことにつとめた。(1969年4月5日終了)
かつて繊維産業で栄え、蔵と掘割の美しい町として知られる倉敷。一方、海岸の埋立地に誕生した水島は“新産業都市の優等生”と評価された。こうした新旧のコントラストを瀬戸大橋への期待を交えて描く。
明治100年にあたり、近代日本の足取りを証言者と記録映像によって振り返り、検証するスタジオドキュメント。(全39回)◆太平洋戦争の緒戦「ハワイ・マレー沖海戦」で米英の主力艦隊を撃減し、まさに世界最強の海軍にのし上がった“大日本帝国海軍”の連合艦隊。その滅亡の過程を描く。連合艦隊の元参謀長や、戦艦大和の砲術長だった元海軍大佐らが当時の事情を説明する。
明治100年にあたり、近代日本の足取りを証言者と記録映像によって振り返り、検証するスタジオドキュメント。(全39回)◆日本の近代化と共に輸入された近代スポーツは、その時々の条件に規制されながらも花を咲かせ、深く根をはるようになった。「ベースボール」がアメリカから伝えられたのは1886年(明治19)ごろで、これは「野球」と訳されてまたたく間に全国に広がった。プロ野球評論家の小西得郎さんが思い出と共にその歴史を語る。また、日本が初めてオリンピックに参加したのは1912年(明治45)第5回ストックホルム大会。マラソン選手だった金栗四三さんが当時を語る。
明治100年にあたり、近代日本の足取りを証言者と記録映像によって振り返り、検証するスタジオドキュメント。(全39回)◆大日本帝国の体制は、1889年(明治22)の明治憲法の発布によって名実ともに整ったと言えよう。「大日本帝国ハ万世一系ノ天皇コレヲ統治ス」(第1条)、「天皇ハ神聖ニシテ侵スベカラズ」(第3条)の条文によって始まるこの大日本帝国憲法が、57年後の1947年(昭和22)の日本国憲法の施行により廃止される。番組では、明治憲法制定の経過をたどるとともに、この憲法制定にかかわった伊藤博文の末子の伊藤真一さんをはじめ、明治の元勲の肉親が登場し、元勲達の素顔を紹介する。
明治100年にあたり、近代日本の足取りを証言者と記録映像によって振り返り、検証するスタジオドキュメント。(全39回)◆この回は明治以後の犯罪100年史をとりあげる。スタジオでは、昭和初期、説教強盗として有名となった妻木松吉さんと事件解決にあたった元警視庁刑事梅野幾松さんが対面する。住居区の防犯委員を勤めているほどの模範的市民となった妻木さんが現在の心境と最近の世相について語る。