無名の人々が、日々の実用を考え心をこめて作る「民芸」。飾らない美しさを備えたそれらの品々を、四国の各地から紹介するシリーズ。四国各県の放送局の共同制作（全１３回）◆大谷焼は約２００年の歴史を誇る徳島の伝統工芸。素朴な中にも伝統と風格がある焼き物である。１７８０年（安永９）妻子と連れだって四国遍路に訪れた豊後（大分県）の焼き物師、文右衛門が大谷村山田の里（今の鳴門市大麻町）に来てろくろ細工を披露し、火消し壷等の雑器を焼いたことがはじまりとされている。徳島特産の藍を入れる容器として発達してきた大谷焼は、大きなかめや鉢などの大型陶器で有名である。大物は「寝ロクロ」といって、横に寝て足でロクロを回し製作する。これは、大谷焼独特の製法となっている。現在は同町内に数軒の窯元が点在しており、鳴門市大麻町は「大谷焼の里」と呼ばれている。

市の郊外にある特別養護老人ホームに収容されている老人たちがシェークスピアの「リヤ王」を演じる。その過程を通じて老人問題を描く。“演劇療法”は劇を演じることによって障害を克服させるのがネライだ。しかしこの配役決めによって老人たちにトラブルが生じる。汚物をこね回す老人、うっぷんで失禁する人、さまざまである。

青春ものをテーマにアクションをプラスし、娯楽作品とした刑事ドラマ。（１９７２年７月２１日〜１９８６年１１月１４日放送、全７１８回）◆第１回「マカロニ刑事登場！」。長髪にパンタロンスーツという出立ちで現れ、どことなく人をくった態度は新米刑事とは思えない。そんな早見淳（萩原健一）に七曲署の先輩たちは早速“マカロニ”と渾名をつけた。◆チンピラのシローが射殺された。犯人の守はシローを通し暴力団から拳銃を手にしたらしい。守の逮捕で拳銃の密売ルートがばれることを恐れた組織の連中が守を狙う。マカロニは守の命をまもるため一刻も早く彼を逮捕しようと街へ飛び出す。

姉妹の恋愛をコメディタッチで描くドラマ。（１９７２年６月６日～９月２６日放送、全１７回）◆なつめ（倍賞千恵子）は昼間は大手町の会社に勤めるＯＬだが、夜は横浜の伊勢佐木町で易者をしている。年の離れたなつめの妹・みなみ（沢田雅美）が、５人兄弟の末弟・道夫（小倉一郎）と結婚すると言い出し、なつめと道夫の長兄・一郎（山口崇）は、二人は若すぎると反対する。

幼児・児童を対象に、日替わりでさまざまな動物たちの特徴や習性、くらし方などを紹介しながら、大自然とそこに住む動物たちが深いつながりをもって生きている様子を伝える番組。案内役は、もりみどりと、４人組のデューク・エイセス。最後にデューク・エイセスが楽しい動物の歌を歌う。（１９７２年４月３日～全６５回）◆第２０回「おなかのふくろは何のため　カンガルー」。カンガルーは、生まれたばかりの赤ちゃんをおなかの袋の中で育てる。

幼児・児童を対象に、日替わりでさまざまな動物たちの特徴や習性、くらし方などを紹介しながら、大自然とそこに住む動物たちが深いつながりをもって生きている様子を伝える番組。案内役は、もりみどりと、４人組のデューク・エイセス。最後にデューク・エイセスが楽しい動物の歌を歌う。（１９７２年４月３日～全６５回）◆第１７回「おこるとこわいぞ　アフリカすいぎゅう」。すいぎゅうの暮らし、角（つの）の役割、蹄（ひづめ）の仕組みについて紹介する。

高知県高岡郡仁淀村（現、仁淀川町）で古くから行われている「秋葉祭り」のために、出稼ぎ先の京都から一時帰郷してきた父親と子どもたちの情愛あふれる触れ合いを描く。◆仁淀村は、平家の落人が潜んだといわれる四国山地にある過疎の村である。旧暦１月１８日（１９９４年からは毎年２月１１日）には、土佐三大祭りのひとつである「秋葉祭り」が行われる。この祭りは古い伝統があり、村内の各家には祭りで担当する役割が割り振られている。この祭りに参加するため、父親が出稼ぎ先の京都から戻り、久しぶりの家族団欒と賑やかな祭りの行事で盛り上がった。祭りが終わって父親が京都に戻ることになり、今年は息子２人が高松まで見送る一泊旅行をすることになった。息子たちは初めての親子３人の鉄道の旅に胸を躍らせる。素朴な親子愛に満ちた２日間を描く。（オープニングがありません。また、画面の乱れ（１４～１５分、２１～２４分）と音声ノイズがあります。ご了承ください。）

山の手の駅前商店街にあるケーキ屋の人気もの兄妹を中心にくりひろげられるさまざまな事件を描く。（１９７３年３月１日終了、全５２回）