熊本県内９４市町村の美しい風景や次の時代に残すべき文化財を、それにまつわるさまざまな情報とともに紹介する。◆今回は、明治時代の面影を残す三角町の三角西港を訪ねる。

家族の祭りが、村の祭りにもなる。主役は１歳３ヶ月の真太郎くん。跡継ぎの成長を願う道祖神祭りで、舞台は長野県北端近い野沢温泉村だ。ここはスキー発祥の地で、冬には８０万人が訪れる。温泉は村のあちこちから出て野菜がゆでられる。◆村中の子供の書初めを吊るし、初燈篭をつくる。大人は山から切り出した木で、社殿をたてる。１月１５日、男たちは火をつける役と消し役に分かれて、壮絶な合戦をする。社殿と初燈篭が燃え、火は天にのぼる。◆終わるのは夜中、真太郎くんは眠そうだ。◆野沢温泉の道祖神祭り【重要無形民俗文化財】

全国的に知られた観光スポットだけでなく、日常生活の中にある信州の風土や文化を紹介する。◆今回は風が作りだす雪の造形、風紋を紹介する。

２００１年に５０回を迎えた別府大分（別大）マラソンを舞台に、世界への道と勝つことの難しさを描く。◆１０年前、初マラソンで別大マラソンに挑んだ森下広一は、日本のエース・中山竹通を破り、世代交代を印象付けるという自らの目標を果たした。４２．１９５キロの戦いの中で、二人の間で「世界への道」が受け継がれたのだった。別大マラソンは、寺沢徹の当時世界最高記録をはじめ、宗茂の世界歴代２位の快記録など、世界への道を切り開いてきた。これはまた、日本マラソン界を背負う「十字架」を引継いでいく大会でもあった。

全国的に知られた観光スポットだけでなく、日常生活の中にある信州の風土や文化を紹介する。◆今回は、雪解けから新緑に向かう春の上高地の様子を伝える。

全国的に知られた観光スポットだけでなく、日常生活の中にある信州の風土や文化を紹介する。◆今回は、野沢温泉スキー場の火まつりを紹介する。

時代の流れとともに消えようとしている、ふるさとの素顔、自然、生活、文化、伝承行事などを映像遺産として後世に伝える。日本海テレビ開局４０周年記念企画の第２シリーズ。（第１シリーズは１９９９年４月４日～２０００年３月１２日、。第２シリーズは２０００年４月２日～２００１年３月１１日、ともに全２４回）◆「おもっつあん」は「大餅さん」が転じたもので、旧正月の初めの行事「御頭行事」として伝えられている。直径８０センチ、重さは６０キロもある大餅をつき上げ、寺に奉納する。当日、住職が一年の無病息災と豊作を祈願したのち、地区の男衆がかついで急斜面を駆け下りる。すべて男の手で行われる行事。

オーストリアの第２の都市、グラーツ。グラーツという地名はスラブ語で「小さな城」を意味する「ゲラデツ」に由来する。イタリアルネッサンス芸術の波とハプスブルク家の財力によって作り上げられ、各時代の建築芸術が見事に残されたグラーツ歴史地区は、１９９９年に世界遺産に登録された。グラーツは古来、東からの外敵に備える要塞の役割を果たしてきた。特に１６～１７世紀、ヨーロッパをオスマン帝国から守る最も重要な防衛拠点のひとつであった。そのため、要塞建築の技術が進んでいたイタリアから建築家を呼び寄せ、要塞を作らせた。また建築家たちは要塞だけではなく、宮殿建築にも腕を振るった。その後のオスマン帝国の凋落などにより、グラーツにはバロック様式やゴシック様式、ルネッサンス様式などヨーロッパを代表する建築様式が存在し、街を一層魅力的なものにした。◆グラーツ歴史地区