ピアニストの村松健さんが高崎から鎌倉までの鎌倉街道をたどる紀行番組。このシリーズでは上道・中道・下道のうち上道（かみつみち）約１４０ｋｍを歩く。テレビ埼玉開局２０周年記念企画。◆戦後の区画整理によって出来た旭ケ丘を抜けて別所橋を渡り、川越線・武蔵高萩駅の西にある踏切に出る。この踏切は「鎌倉街道踏切」と名づけられている。さらに進むと県道川越日高線に突き当たるが、街道跡は確認できなかった。『日高市史』を見ると、この辺りには２本の鎌倉街道上道が記されている。踏切からの道は、東回りの道であったことがわかった。

親切な警官に助けられ心を許す主婦、だが彼は恐ろしい男だった。（全１０回）◆料理研究家の奈緒子は変態男からのいたずら電話に毎夜悩まされていた。しかし近所では連続レイプ殺人が多発しており、不安をつのらせる。ある夜、夫の留守中に何者かが家に侵入した。幼い娘を連れてクローゼットの中に隠れていた奈緒子は巡回中の警官・高木に助けられる。親切な高木に好意を持った奈緒子は友人夫婦と開く恒例のホームパーティーに招待する。

四万十川に生きる漁師の生活を通じて、３５年間の四万十川の変化を描く。高知放送開局４５周年記念番組。◆自然の変化は、川の変化だけにとどまらず、山の変化も著しい。自然林と人口林、山の荒廃も考えつつ、長い間川を見続けてきた川漁師の言葉、目を通じて、「日本最後の清流」四万十川の変化に警鐘を鳴らす。

唯一の野生のトキの生息地である中国陜西省洋県を取材し、佐渡の現状と比較しながら人とトキの共存について考える。◆１９９９年、新潟県佐渡で１羽のトキのヒナ「優々」が誕生した。国際保護鳥であるトキ。日本初の人工繁殖の成功に全国が沸いた。かつては日本各地に生息していたトキだが、その羽の美しさから乱獲され、さらに農業の衰退や森林伐採などで自然が失われていくのにあわせて姿を消していった。昔のように再び佐渡の大空にトキが舞う日が来るのか。

同性愛者であることに悩み続けてきた女性が、周囲の人々に支えられながらカミングアウトしていく。◆同性愛についての偏見や差別は根強く、当事者たちは周りの人に打ち明けられないでいるケースも多い。だが実際にはＷＨＯが国際疾病分類から削除するなど、それは生まれつきのものなのである。番組ではある高校教師の女性の姿を通じて、自らが同性愛者であることを告白して生きてゆくことへのメッセージを描く。

国のモデル農村を目指してつくられた秋田県大潟村。１９９９年３月大潟村では２人の入植者が農地を取り上げられた。国の減反政策に反して、米を過剰に作付けしたことによるものだ。しかし、農民の１人は国に取り上げられた農地に、今年も稲作を強行した。減反政策に翻弄される稲作農家を追う。◆入植した当時の契約書には、農地取得後１０年以内に国の営農方針に違反した場合は、農地の明け渡しを求めることができると定められている。大潟村は、湖を干拓してつくられたため水はけが悪く、もともと転作には不向きな土地だ。いまでは、全体の半数以上の農民が国の減反政策に協力しないで、米を自由に作っている。減反政策がスタートして３０年。国は、農民達に減反を強制する一方で１９９８年４月に米の輸入を自由化した。農地を奪われたひとりの農民を通じて、国の食糧政策を追う。

関西地方の特色ある建物を映像で紹介する。◆京都市下京区にある東華菜館を紹介する。

京都の街並み、人々の暮らしをさまざまな角度から描き、その魅力を紹介する。◆この回は「秋を奏でる」。