京都の街並み、人々の暮らしをさまざまな角度から描き、その魅力を紹介する。◆この回は「キラキラ京都コンペイトウ」。

リラ修道院は、「ブルガリアの魂そのもの」といわれる。◆首都ソフィアの南１２０キロ。リラ修道院はリラ山脈の険しい山中にある。１４世紀から５００年もの間、ブルガリアはオスマン帝国に支配されたが、人々はイスラム教への改宗を拒み、この山中で自分たち東方正教の信仰と、民族独自の文化を守り通したのだ。◆宗教画やイコン、古文書が聖堂を埋め、国の守護聖人と崇められる、僧院の創始者、聖イヴァン・リルスキーの遺骸が、１０００年の時を経て、聖壇に安置されている。◆リラ修道院

子供向け料理番組「ひとりでできるもん！」の海外スペシャル。主人公のまいちゃんが、「食」を通して言葉や習慣をこえた友達を探しにベトナムへ旅立つ。◆ベトナムの首都・ホーチミン市から１時間ほどのフー・ホア・ドン村で、お米を「神様の真珠」と呼んで大事にしている人たちに出会う。女性たちが生計を立てている「ライスペーパー」作りにまいちゃん（伊倉愛美）も挑戦、また友達になったチンちゃんと、ライスペーパーを使った料理作りにもチャレンジする。

被爆後の長崎で、白血病に冒されながらも平和へのメッセージを書き続けた医師・永井隆。没後５０年忌にあたる２０００年、未発表の書簡や原稿が相次いで見つかった。被爆地・長崎の象徴とも言われる永井隆の人生と、平和へのメッセージを見つめ直す。

情報社会の中で空しさを感じる女性と、ある使命を負ったアジア某国の工作員との恋愛を描くスパイサスペンス。脚本：藤本有紀。（２０００年１月１０日～３月２０日放送、全１１回）◆第１回。クリスマスイブの夜、成田空港である国の兄弟スパイが日本に侵入しようと試みていた。しかし、弟が入管に取り押さえられ、負傷する。逃げ切れないと悟り自害しようとする弟を、兄（金城武）は苦しまぬよう殺して逃走する。仲間に合流した兄は外務省に勤める「野上」という男になりすます。２０００年を間近に控えた大晦日の夜、システムエンジニアの真代理得（中山美穂）は、コンピュータが誤作動するかもしれない「２０００年問題」に備えて待機していた。得意先の外務省からの呼び出しで野上を訪ねると、野上は理得の持つ外務省のシステム用のＩＤとパスワードに興味を示す。

江戸時代、太田川と古川に挟まれていた東野には、多くの水路が町中を流れていた。この地形ゆえに洪水で苦しんだ人々の歴史、そしてこの地形ゆえに生まれた子供たちの遊び「センテンボー」を紹介。そのほかに珍しい面取り俵積みの石垣など、水路で潤った町・東野をめぐる。

広島には県立美術館をはじめ、多くの美術館があり、その環境、建物、収蔵品に特徴をもち、多くの人に親しまれている。番組では県内１３の美術館から、それぞれ２点の収蔵品（絵画、彫刻、書、陶磁器等）を推薦してもらい、美術館の環境、建物も含めて、毎回１作品を取り上げる。今回はマイセンの色絵置物「山羊に乗った仕立屋」。

身近な事象から科学に親しんでもらおうという番組。（１９７８年３月５日～２００６年３月１９日放送）◆この回はオタマジャクシがカエルになっていく様子を、表面・体内の変化を追って観察する。◆春、水の張られた田んぼにいるオタマジャクシ。まず尾の横から後ろ足、続いて左にしかないエラの部分から左前足、何もない右側の皮膚を突き破って右前足が出て、尾がなくなってゆき、カエルになる。それだけではなく、水中から陸上への生活環境の変化に伴って、この小さな体の中でも様々な変化が起きている。この変化は、水中から陸上へと生活の場を変えてきた生物の進化の様子を凝縮したものともいえる。オタマジャクシの変態を徹底的に観察し、エラ呼吸から肺呼吸への変化、食の変化による腸の作り変えを追いかける。さらに、目に見えない皮膚細胞レベルでも観察、その不思議に迫る。◆第１０３０回