丸山家の定子（岡江久美子）・雄平（綿引勝彦）夫婦と１３人の子供たちが力一杯生きていく姿を描く、心あたたまるホームドラマシリーズの第８集（最終章）。原作：各務英明、坂井清。◆子供たちもそれぞれ大きくなり、定子の心配は尽きない。大学生の七穂子は劇団に入り、勝手に大学を退学したことを両親に告白する。一方、雄平は社会部から事業部への異動内示に心を悩ませ、独立も考える。

京都の街並み、人々の暮らしをさまざまな角度から描き、その魅力を紹介する。◆この回は「ワンワード京都」。

湯河原のケアハウスを舞台に、そこで働く歩子と入居者たちの笑いと涙の毎日を描くハートフルコメディ。（１９９８年にＢＳで放送されたもの。全６回）◆鶴亀ハウスの入居者・良平が、毎晩近所の居酒屋「漁火」に通いつめている。そこで働くマコに夢中なのだ。他の入居者たちは、良平の財産狙いではないかと心配するが、歩子は二人を温かく見守っていた。しかし、良平がマコに店を持たせるために金を工面しようとする。歩子はマコを呼び出し、マコが本当に良平を好きなことを知った。だが、良平は本気でプロポーズしたマコの好意を信じることができない。

秀吉から家康へと権力が移っていく中で、前田家を守り抜いたおまつの奮闘を描く時代劇。◆慶長３年（１５９８）、北政所の招きで前田利家の正室・おまつも醍醐の花見に参加した。しかし、この花見は女たちの戦の始まりだった。北政所と淀君は、秀吉の死後対立を深め、男たちを巻き込んでいく。五大老制はかろうじて利家の存在によって維持されていたが、利家も家康と石田三成の対立を憂いながら病死する。嫡男の利長が跡を継ぐと、謀反の風聞が立つ。それは家康の策略だった。前田家が窮地に追い込まれる中、おまつは利家の遺言に従ってある道を選ぶ。

１６世紀のパキスタン北部、シェール・シャー・スーリーは、ムガル帝国を破り、ロホタース城を築いたが、１５年後には敗北し、滅亡した。その遺跡と、そこに住みつく遊牧民の暮らしを見る。◆ロホタース城には、アフガニスタンからインドへ入るのを遮る城壁と、美しい正門、イスラムの青タイルを使った門、刑場跡、井戸、沐浴場などがある。◆その廃墟に、遊牧民が住みつき、牛や山羊を放牧し、３千人に増えた。パキスタン政府は追い出しをはかり、問題になっているという。◆ロホタース城塞

ふるさと石川は、自然の豊かさを持っている。その自然の個性的な素顔を見つめ直し次の世代に伝え残すべき自然遺産を取り上げた。この自然に関わる人たちとともに、「共生」や「共存」に繋がる道筋を考える。◆加賀市塩屋町の鹿島の森は、斧入らずの森と呼ばれ、タブ、スダジイ、ヤブニッケイ、など暖帯性の常緑樹が茂っている。森の観察や手入れをしている地元の人達を追いながら、森の豊かな四季を紹介する。

重度の難聴で音楽が聞こえないというハンディを、自らの努力と周囲の支えで克服し、創作ダンスに青春を燃やす１７歳の少女の記録。西畑絵里さんは曲ではなくカウントでダンスを覚え、体にたたき込んで踊る。高校のダンス部の友人は、手を握ったり背中に触れたりしてタイミングを教える。ダンスに出会い、ハンディをバネにして青春を燃やす、彼女の生の輝きを伝える。◆字幕表示あり

カナイマ国立公園の２回目。周辺の山々、そして先住民の生活も紹介する。◆標高２，１１０メートルのアコパンテプイ、２，３００メートルのアンガシマテプイ、２，６８０メートルのクケナン山、最高峰ロライマ山等の壮観。オレクタンテなどの植物、アフリカ大陸とのつながりを示すステゴレピス、食虫のヘリアンフォラ、手足に水かきがない原始的なカエルのオリオフリネラ、どれもが驚きだ。◆裸族だったペモン族も、今は衣服を着ている。だが、頻繁に火事を出す焼畑や野焼きが問題になっている。◆カナイマ国立公園