広島には県立美術館をはじめ、多くの美術館があり、その環境、建物、収蔵品に特徴をもち、多くの人に親しまれている。番組では県内１３の美術館から、それぞれ２点の収蔵品（絵画、彫刻、書、陶磁器等）を推薦してもらい、美術館の環境、建物も含めて、毎回１作品を取り上げる。今回は駒井哲郎の版画「束の間の幻影」。

２０００年現在、水不足や砂漠化などの環境変化で故郷を追われた人が、世界に２５００万人もいるという。その実態を世界各地に取材し、戦争難民を上回るといわれる環境難民の背景を伝える。中京テレビ開局３０周年番組。◆気温のごくわずかな上昇で永久凍土が溶け、住めないほどに傾いてしまったアラスカの家。ダム開発によって湖が干上がり、収入の途を失ったカザフスタンの漁師。気温上昇と過放牧でオアシスが消え、砂に埋まりつつあるモーリタニアの村。タイでは日本向けのエビを養殖するための池が、洪水を引き起こしている。環境の回復に懸命な努力が続けられているが、いったん破壊された環境を元に戻すことは、人間の力では容易でない。

福祉という言葉もない時代に岡山孤児院を設立し、孤児の救済に一生を捧げた社会福祉家・石井十次の功績を、彼の撮影した映像を手掛かりに再検証する。◆石井十次は１８６５年、宮崎県南鍋町の下級武士の長男として生まれた。医師を目指し、岡山の医学校に進んだが、貧しい女性から子どもを預かったのをきっかけに岡山孤児院を開設し、孤児の救済を始めた。岡山孤児院は１２００人の子どもが生活する施設となり、１カ月の運営費に現在のお金で６千万円も要した。この寄付集めの手段として思いついたのが、当時まだ珍しかった活動写真の上映だった。十次は孤児院の子どもたちを撮影し、全国で映写会を開き、寄付を集めた。

中国放送が保有する開局以来の貴重なライブラリー資料と、視聴者の手元に眠る映像から、２０世紀の広島県を振り返って、さまざまな顔やイメージからとらえた広島を２１世紀に伝える。◆この回は「広島かき・その昔」。

京都の街並み、人々の暮らしをさまざまな角度から描き、その魅力を紹介する。◆この回は「京繍の技が輝く時」。

ＣＳ・京都チャンネルで放送された『本上まなみの極私的京都』を再構成したミニ番組。本上が学生時代を過ごした京都を散策する。◆京阪電鉄車中の本上まなみ。五条駅から四条駅へと向かう。

視聴者に公募した「心に残る風景」や「伝統の味や技」などを毎回取り上げ、２１世紀に残しておきたい「みやぎのとっておき」を紹介する。◆今回は昔ながらの素朴な味、鳴子町の栗だんごを紹介する。

ＣＳ・京都チャンネルで放送された『本上まなみの極私的京都』を再構成したミニ番組。本上が学生時代を過ごした京都を散策する。◆知恩院を訪れた本上が、鴬張りの廊下を歩いてみる。また、自作の短歌を披露する。