オランダ商館の医師であったシーボルトと、日本人の母お滝との間に生まれた娘・おいねの生涯を描く。◆ドイツ人と日本人の娘であるおいね（宮沢りえ）は、好奇と差別の中で多感な少女時代を過ごした。世をすねるおいねに、母・お滝（樋口可南子）は父のシーボルトを誇りにして生きよと諭し、それからおいねはオランダ語を学び始める。父と同じ医学の道を志し、二宮敬作、ついで石井宗謙に師事。やがて宗謙の娘タカを出産する。そして、３０年ぶりにシーボルトが来日し、おいねとお滝は感動の再会を果たす。

時代の流れとともに消えようとしている、ふるさとの素顔、自然、生活、文化、伝承行事などを映像遺産として後世に伝える。日本海テレビ開局４０周年記念企画の第２シリーズ。（第１シリーズは１９９９年４月４日～２０００年３月１２日、。第２シリーズは２０００年４月２日～２００１年３月１１日、ともに全２４回）◆隠岐の鷲ヶ峰一帯にある天然林の杉を通称「隠岐杉」と呼ぶ。かぶら矢に似た“かぶら杉”、樹齢八百年の“乳房杉”などが有名で、西郷町の玉若酢命神社の八百杉は国の天然記念物。根に包み込まれた大蛇の寝息がいまも聞こえるという伝説がある。

上方芸能に大きな足跡を残し２０００年１０月１２日に８０歳で亡くなった、ミヤコ蝶々さんを偲ぶ追悼番組。ゆかりのある方々に思い出を語ってもらう。

ブリキのおもちゃのコレクターとして知られ、横浜にも博物館を開設している北原照久氏のコレクションの数々を紹介する。◆１９５０年代に日本で作られた「旅客機」「電車回り」を紹介する。

被爆後の長崎で、白血病に冒されながらも平和へのメッセージを書き続けた医師・永井隆。没後５０年忌にあたる２０００年、未発表の書簡や原稿が相次いで見つかった。被爆地・長崎の象徴とも言われる永井隆の人生と、平和へのメッセージを見つめ直す。

四国４県の豊かな自然と独特の歴史が育んできた伝統や祭りなど貴重な遺産をシリーズで紹介していくドキュメンタリー。（２０００年５月３日～２００３年２月１日放送）◆この回は「水軍とまつりと国宝と」として、瀬戸内しまなみ海道開通式、河野水軍、河野氏発祥の地・善応寺、本尊釈迦如来像、善応寺古文書、源平合戦図屏風、河野通盛墓、鹿島神社祭、櫂練り踊り、神輿みそぎ、大注連縄張替、夫婦岩、大三島の大山祗神社、御田植祭、一人角力、抜穂祭、国宝館、源義経奉納・赤絲威鎧大袖付、鶴姫鎧、紺絲裾素懸威胴丸、宮浦港、三島水軍鶴姫まつり、島本陣岩城太鼓、盛獅子舞、河野水軍絵図、能島村上水軍資料、などを紹介する。

鬼怒川の源流は、標高２０００メートル、日本一高いところにある鬼怒沼湿原である。この湿原は天上の湿原とも呼ばれ、泥炭層に溜まった水は伏流水となり、渓流となり、滝となって山を下る。人間の入り込まない湿原は、生き物の楽園でもある。

“何のために学び、何のために生きるのか”をテーマに金八先生と生徒達の交流を描くドラマの第５弾。◆年末のある日、桜中学で餅つき大会が行われた。デイケアセンターの老人一人が餅を喉に詰まらせ、大事には至らなかったが、生徒たちは「老い」を目の当たりにする。年が明け、金八は自宅に独り暮らしの大西元校長を招いた。麗子、雪乃ら卒業生も駆けつけ、現役３Ｂとの楽しい新年会となった。しかし新学期、遅刻を注意した大西は健次郎に扇動された生徒たちから「ジジィは死ねっ」と言われ、車椅子ごと転んで骨折する。金八は「他人を不愉快にする言葉は決して言わない」という約束が守られない以上、生徒全員を殴ると宣言。代表６人を殴り、辞表を提出する。