テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

親の目子の目 やっぱり僕は牛が好き

番組ID
013330
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2003年11月28日(金)11:00~11:30
時間(分)
27
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
中国放送(RCC)
製作者
中国放送(RCC)
制作社
中国放送(RCC)、民間放送教育協会
出演者
ナレーション:煙石博
スタッフ
編集:島田葉子、撮影:高島章、制作:高島章、プロデューサー:杜師弘一
概要
かつて和牛の繁殖で栄えた中国山地の小さな町で、両親を手伝って牛の世話をし、決して楽ではないと知りながらあとを継ごうとする少年の姿を通し、「生きる力」とは何かを描く。◆5歳のころから見よう見まねで牛の世話を手伝ってきた上川君は、今では出産に立ち会って母牛を手助けし、学校を休んでも子牛の世話に精を出す。BSE騒ぎで周囲には廃業する農家もあるが、彼は「牛小屋を大きくして牛をたくさん飼うこと」が夢だと語る。

同じ年代の公開番組

ふくしまの素顔 牧場の朝が聞こえる ~よみがえれ幻の唱歌~

文部省唱歌『牧場の朝』のモデルとなっている福島県鏡石町の岩瀬牧場。岩瀬牧場は、明治9年に、明治天皇が東北巡行の際、鏡石・矢吹・須賀川に広がる原野、約2700町歩の開墾を側近に申しのべたことが発端と伝えられる。その後、伊藤博文内閣により、宮内省直営の「宮内省御開墾所」に指定され日本最初の国営牧場となった。◆岩瀬牧場は、日本で最初の欧州式技術を取り入れた牧場としても知られる。明治40年にはオランダから乳牛13頭、農機具が直輸入された。その時にオランダと日本の友好の印としてオランダから贈られたのが『牧場の朝』にも歌われた鐘(平成13年鏡石町文化財指定)である。◆以前から地元では『牧場の朝』は岩瀬牧場をモデルにしているといわれてきた。作曲は船橋栄吉ということははっきりしていたものの、戦前に誕生した文部省唱歌の多くがそうであったように、『牧場の朝』の作詞者が明記されていなかった。これを伝え聞いた、地元の医師・郷土研究家の最上寛が10年の歳月をかけて調査、考証を重ね、作詞者の解明に取り組んだ。大正末期に旧制安積中学(現・安積高校)で岩瀬牧場に関する文章「牧場の暁」という紀行文を発見した。この紀行文は半鐘の音から始まる岩瀬牧場の朝の様子を描いたもので、当時朝日新聞の記者であった杉村楚人冠が記した「ひとみの旅」の中の一文であることが判明した。◆杉村は明治43年12月に岩瀬牧場を訪れており、牧場の初代場長であった永田恒三郎の家に滞在し、牧場の生活を間近に見ながら数日を過ごしている。これらの事実などをもとに、作曲家であり日本音楽著作権協会の教育音楽委員会の委員長を務めていた平井康三郎らの太鼓判を得て、ついに『牧場の朝』が杉村楚人冠の作詞によるもので、岩瀬牧場をモデルにして作られたということが明らかになった。◆番組では『牧場の朝』の作詞家の解明までの過程を追いながら、モデルとなった岩瀬牧場の歴史やエピソードを紹介する。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組