優秀なキャリアでありながら変人ぶりが災いして出世コースから外れた警部・杉下右京と、警視庁のリストラ対象にされて右京と組まざるを得なくなった巡査部長・亀山薫の二人の活躍を描く刑事ドラマ。２時間ドラマ編の人気を受け、連続ドラマ化した第２シリーズ。（セカンドシーズンは２００３年１０月８日～２００４年３月１７日放送、全２１回）◆警視庁特命係は解散となり、右京はイギリスへ、薫は運転免許試験場へと転属になっていた。ある日、かつて二人が追いつめた“平成の切り裂きジャック”浅倉が脱獄し、薫に連絡を取ってきた。その頼みは、彼がかつて関わったある女性を逮捕してほしいというものだった。

オランダのアムステルダムに住むラルフ青年には、日本人の先祖がいる。約２００年前、１８１５年ごろの母方の先祖に日本人女性がいたのだ。彼の先祖にあたる日本女性とは誰なのか、どんな経緯で日本からやってきたのか。関係者に取材を重ねて事情を解き明かし、謎の日本人女性に迫る。

福井県の山あいに暮らす７人家族の生活を通して、子どもが子どもとして安心していられる、喜びを実感して自ら生きる力を育めるために、親がどんな「きっかけ」を与えるべきかを考える。◆福井県の山あいに暮らす７人家族、坂本さん一家。収入はお父さんが自然体験教室で得るものだけなので、正直言ってお金はなく、暮らしぶりは質素だ。おもちゃは木やダンボール、紙パックで作ったもの。食卓は「安くて栄養があり、お腹がいっぱいになるもの」とお母さんが工夫を凝らした料理が並ぶ。しかし子どもたち５人は明るく元気、坂本家から笑顔が絶えることはない。

江戸の下町に起こる摩訶不思議な事件の数々を、茂七親分が人情味豊かに解決していく、怖くて、温かくて、せつない、「ふしぎ人情時代劇」。原作は宮部みゆきの時代小説「かまいたち」「本所深川ふしぎ草紙」「堪忍箱」に所収。（２００３年７月１１日開始、全５回）◆人を刺して逃げている市太郎を捕らえるため、深川の実家を見張っていた茂七は、近所の長屋に住むお春から、市太郎と名乗る男に母・お仲のことを聞かれたと教えられた。茂七はそれを手がかりに市太郎を探すが、数日後、病死した市太郎が近くの三十三間堂で発見された。◆原作「砂村新田」は「堪忍箱」所収。

「親切」や「優しさ」などをテーマにしたショートストーリー。日常のささいな出来事のなかに隠された、心打たれる瞬間をつづる。◆この回は「風の少年」。

福島県内の数ある祭りの中から「うつくしま祭り５０選」に選ばれた祭りを紹介するシリーズ。（２００３年５月１２日～２００４年２月２日放送、全３０回）◆祖霊神とされる「はやま」の神を山頂から宿に招き、川での厳しい潔斎の上、火渡り、籠り、そして早朝のお山かけ。豊作を祈るはやまの祭りの古い姿を、猪苗代湖畔の少年たちが今に伝える祭りを紹介する。

毎年３月から４月にかけて行われる、新潟県村上市の「町屋の人形さま巡り」。昔ながらの町屋作りの商家を開放し、その家のひな人形や武者人形を一般の人に見てもらう催し。いまでは全国から観光客を集めるまでになったこのイベントの成長を、仕掛人・吉川真嗣さんを中心に追う。◆２０００年３月に始まったこの祭りは、それぞれの家に伝わる人形を、店先ではなく生活の場である家の中に飾り、観光客に無料でお見せしようというもの。初年度３万、次年度５万、第３回は７万人を集客するまでになったが、最初の予算はたった３５万円だったという。

東京大学大学院情報学環のメルプロジェクトと日本民間放送連盟とが共同で実施した、メディアリテラシープロジェクトの一つ。メディアリテラシー教育を実践している中学校の生徒と教師が参加して、テレビ信州が取材・放送した「臼作り」の話題をテーマに学んだ。◆第一部は「臼作り」の素材を使って１分３０秒のニュースを編集することで番組作りを学習するワークショップ。第二部では実際に放送されたニュースと比較しながら、デスクや記者を交えて意見交換。第三部では、日頃感じていることを自由に発言してもらう。◆指導にあたった教師の「送り手と受け手の回路の循環性が出来た」という発言が貴重だ。◆対象年齢（主な出演者の年齢）：中学生以上