タレント間寛平こと、間重美の少年時代のエピソードを元にしたドラマ。重美少年が通っていた高知県の山村の分校に都会から若い女性教師が赴任してきて起こる事件の数々。美しい自然と子どもたちの生き生きした表情を描く。脚本：清水喜美子。◆重美（榎田貴斗）は高知県の山奥に暮らしていた。そこにある日、新任の女性教師・松原奈津子（遠藤久美子）が赴任してくる。重美は、挨拶代わりにと教室にやってくる奈津子に早速いたずらを仕掛ける。その後も問題ばかり起こす重美たちに振り回される奈津子だったが、自然の中でのびのび真っすぐに生きる子どもたちに次第に感化され、打ち解けていく。ある日、重美は友人と喧嘩し、家を出て山奥に一人迷い込んでしまう。そこでケガをし、不安になった重美が両親、そして奈津子に助けを求めると、そこに謎のきこり（間寛平）が現れる。◆関西テレビ放送開局４５周年記念番組

第二次世界大戦末期の１９４５年１月３１日、アメリカ軍の上陸が間近に迫った沖縄に県知事として赴任した島田叡。わずか５ヶ月の任期にもかかわらず「沖縄の島守」と呼ばれるほどに県民に敬慕の念を残した彼の真実を追う。◆当時の状況からすれば「沖縄で死んでくれ」と言われたに等しい打診に即応じた島田は、反対した家族を「自分が死にたくないからといって、誰かに“代わりに行って死んでくれ”とは言えない」と説得したという。米軍上陸が始まり、地獄の戦場へと変わっていった沖縄。降り注ぐ砲弾を避けながら、壕を転々として行政機能の維持に奔走した。島田知事の最期はいまだ謎とされている。

遊びやストレッチなどを通して障害のある子どもたちの自発性を促す教育番組。学校に現れる怪人を「ストレッチ体操」で倒す対決コーナーに加え、手洗い、片付けなど社会生活に必要なスキルを紹介する。（１９９４年放送開始）ゴスペーラズと共演したスペシャル版。◆ゴスペラーズとコンサートをすることになったストレッチマン（宇仁菅真）だったが、怪人たちのリーダー格マジョー（松本美香）は、コンサートを乗っ取り、ザリガニ怪人エビータ（篠宮暁）、クモ怪人ドクグーモ（高松新一）、トゲトゲ怪人バラバラ（クロちゃん）とともにブラックゴスペラーズを結成しようとする。怪人たちを撃退するも音痴になってしまったストレッチマンだったが、ゴスペラーズのボイストレーニングによって復活し、コンサートは無事行われることに。しかしその後、ゴスペラーズはマジョーにビンの中に閉じ込められてしまう。ストレッチマンは会場の皆から元気をもらってパワーアップし、ゴスペーラズを救出する。ＮＨＫ大阪ホールで収録。

作家の書下ろしによる一話完結の物語を、俳優の朗読とイメージ映像で綴る。ひとつの出会いが翌週に新たな出会いを生むスタイルで、一ヶ月にわたって展開していく。◆この回は北川悦吏子作・本上まなみ朗読の第１回「片思いのしくみ」。

江戸の下町に起こる摩訶不思議な事件の数々を、茂七親分が人情味豊かに解決していく、怖くて、温かくて、せつない、「ふしぎ人情時代劇」。原作は宮部みゆきの時代小説「かまいたち」「本所深川ふしぎ草紙」「堪忍箱」に所収。（２００３年８月８日終了、全５回）◆守銭奴で有名なすし屋の主人・藤兵衛が殺され、肩身の狭い思いをしていた娘のお美津に疑いがかかった。だが、そば職人・彦次は茂七にお美津の無実を訴える。一方で、げた屋の娘・お園は、藤兵衛の意外な一面を茂七に語る。◆原作「片葉の芦」は「本所深川ふしぎ草紙」所収、茂七初登場の作品。

笑福亭鶴瓶と坂崎幸之助による音楽・トーク番組。佐野史郎をゲストに迎え、涙と笑いの１９７０年代を思い返して、トークを挟みながらひたすらにフォークソングを歌う。

時代の流れとともに消えようとしている、ふるさとの素顔、自然、生活、文化、伝承行事などを映像遺産として後世に伝えるシリーズ。◆万年筆を使う人が減ってきている中、鳥取市にある万年筆専門店では手づくりの万年筆が人気を呼んでいる。手づくりで万年筆を作っているのは６５歳の田中さん。この道五十年、使う人にあった万年筆を提供したいと二十年前からは手づくりで万年筆づくりに取り組んでいる。手づくり万年筆は、大きく４つの部分で成り立っている。キャップ、胴軸、首軸、ペン先です。胴の材料は、セルロイド、エボナイト、水牛の角、木などで、使う人の好みで選ばれる。ロクロを巧みに使って、胴軸づくりからキャップをつなぐねじ切りなど完成までに２６０の工程があり、一人で作業をしている。田中さんの万年筆のファンは県内外問わず、これまでも何本も注文してくれる人も。田中さんの手づくり万年筆はこれまでに六千本を越えるが、注文がある限り万年筆づくりを続けたいと店の片隅で今日も作業を続けている。

ミクロネシア連邦ポンペイ島にある謎の遺跡、ナン・マドール。巨大な水上都市遺跡で、１９世紀にこの遺跡を見た西洋人は、廃墟になったのはそれほど遠い昔ではなかったようだと記録を残している。考古学者・吉村作治さんと、この遺跡の謎をさぐる。