ご隠居同心・仏の慶次郎が、それぞれに傷を持ちながら必死に生きようとする人々の悩みやもめ事を解きほぐす、１話完結の時代劇。（８月２７日開始、全１０回）◆慶次郎の娘・三千代の自害で、慶次郎は三千代の許婚だった晃之助を養子にした。晃之助のもとへ嫁いできた皐月だが、晃之助はいまだ三千代を思っている。悩む皐月は、ある日、盗みに入ったお雪を捕らえた。死んだ先妻の影に泣かされているお雪の話を聞き、自分と同じだと思ってしまった皐月は、慶次郎の手文庫に手をかける。

野生動物の生態や人間との関わりを描いた椋鳩十の動物文学を、詩情あふれる絵にあわせて読み聞かせる番組。◆今回は、霧島山の大浪の池にまつわる物語の第３回。（全５回）

人気の職種にスポットを当てる、中・高校生のための進路指導教材シリーズ。◆第１回は美容師。美容師はヘアカットだけでなく、着付けやメイク、メイルケアなど、トータルに美を作り出す。お客様の微妙な気持ちを探り、その思いをヘアスタイルとして提案し、本人も気づかない美しさを引き出す美容師の仕事に迫る。

医学界を舞台に、人間の虚実の深淵を描いたベストセラー「白い巨塔」。主人公・財前を田宮二郎が演じた１９７８年のドラマ（全３１話）を再編集し、７日間連続放送したダイジェスト版。原作：山崎豊子。（２００４年８月１６日～８月２２日放送、全８回）◆偽証に苦しんでいた柳原は、裁判の場で財前に責任転嫁されそうになり、ついに証言を覆した。追いつめられる財前。控訴審に敗れた財前は、上告を口にしつつその場に倒れる。

福島県内の数ある祭りの中から「うつくしま祭り５０選」に選ばれた祭りを紹介するシリーズ。（２００３年５月１２日～２００４年２月２日放送、全３０回）◆郡山うねめまつり、いわきおどり、会津秋まつり、霊山太鼓祭り、蔵の町喜多方夏祭り、の五つの祭りを紹介する。

事故で過去５年の記憶を失った男は、その間に再婚していたが、新たに築いた家族が「他人」にしか見えなくなっていた。彼は自分の記憶を探す小さな旅に出て、何度も偽りの「ただいま」を言いながら家に帰ってくる。彼が本当に「ただいま」を言える日が来るのだろうか。主人公とともに自分を再発見する旅に出る、心のロードムービー。原作：石坂啓。（２００４年１１月１５日〜１２月１６日放送、全２０回）◆最終週「記憶の糸」（第２０回、最終回）。燃えさかる炎の中に飛び込んでいく久（時任三郎）が目にしたのは、煙に包まれて倒れているヨシコ（戸田菜穂）とヨシオ（鶴八雲）だった。久は必死に２人を助けだそうとするが、炎と煙に包まれ、逆に自分が倒れて頭を強打する。久が意識を取り戻すと、そこは病院のベッドだった。久はもうろうとしたまま病院を抜け出し、よろけた足どりで町をさ迷う。ヨシコとヨシオはいったいどうなったのか。

病気で視力を失っていくカメラマンの青年と、彼を愛し支えていこうとする研修医の女性のラブストーリーを、東京と長崎の喧騒と情緒を対照的な背景にして描く。原作はさだまさしの短編小説「解夏（げげ）」。（２００４年４月１９日～６月２８日放送、全１１回）◆第１話「愛は注ぎ続けるもの」。東京の病院で働く四季（菅野美穂）は、親友・利也の葬儀のために彼の故郷である長崎を訪れた。そこで利也の自慢だった兄・俊介（藤木直人）に出会うが、利也の話したイメージとはかけ離れた姿に戸惑う。

平成１７年３月末に失効する時限立法「合併特例法」。それまでに合併した自治体にはさまざまなメリットが与えられる。また一方で、自立の道を選択する町や村も少なくない。住民にとって最善の道はなんなのかを、住民の目線から合併を考える。◆自治体の財政状況が逼迫する中、長野県内でも活発な合併論議が行われている。平成の大合併では全国初めての越県合併に踏み切る長野県南端の山口村と、自立の道を選んだ北端の栄村とは、鏡に映したように似た状況を抱えていた。