明治の末、アメリカに渡った日系移民の姉弟とその家族３代が、人種差別など様々な迫害に苦しみつつも、次第に新天地に根を下ろしていく姿を描くドラマ。（１９７９年１０月１６日～１９日放送、四話連続）◆第三話。１９４１年（昭和１６）１２月７日、日米開戦。この日、一機の零戦がハワイの海岸に不時着。重傷の日本兵パイロットを助けようとする武平（西田敏行）に対し、アメリカの市民権を持つ息子の竜次（高橋淳）は日本兵を米軍に引き渡すことを主張して、父と対立する。戦争が激しくなるに及んで、幸吉（北大路欣也）たちカリフォルニアの日系人は、収容所に強制収容されていく。アメリカ市民権を持つ二世たちは、自分がアメリカ人であることを示すために、自ら米軍の二世部隊に志願する。

頼朝、頼家、実朝の源氏三代と、情熱の女・北条政子の生涯をたて軸に、関東武士のエネルギーを描くことによって、新しい視点から鎌倉時代を浮き彫りにする。ＮＨＫ大河ドラマ第１７作の総集編。全５回。原作：永井路子。◆第４回「頼家無惨」。１８歳で将軍となった頼家（郷ひろみ）は、未熟な治世と身内の比企一族の偏重で、北条をはじめ鎌倉の家人たちの不評をかう。北条義時（松平健）は頼家が病に伏した機をみて比企一族を抹殺、回復した頼家を出家させて修禅寺へ送る。あとを継いだ実朝（篠田三郎）はまだ幼く、北条時政（金田龍之介）が執権となる。義時は禍根を断つため頼家を殺させ、政子（岩下志麻）を悲しませる。

四国の風土と文化に根ざした各県の民謡を採集し、四国に残る生活の唄を現代人との関わりの中でとらえなおすシリーズ。四国各県の放送局の共同制作（全１３回）◆徳島県の南岸・海部郡牟岐町の出羽島に伝わる民謡の数々で、出羽島の唄と暮しを紹介する。曲目は８３歳の野田ハナさんが歌うカツオ出漁の唄「おきんせよ」のほか、「もみこすり」「出羽島の子守唄」「そぞろ節」。

３〜４歳児を対象にした幼児番組。こどもたちが興味を持ってものごとを覚えたり、観察の眼を育てられるように工夫してある。一つのコーナーを約３分間とし、次から次へと幼児に興味のあるコーナーが飛び出してくる。（１９８０年９月２６日終了、全３４２回）

四国の風土と文化に根ざした各県の民謡を採集し、四国に残る生活の唄を現代人との関わりの中でとらえなおすシリーズ。四国各県の放送局の共同制作（全１３回）◆阿波藍による繁栄の蔭で、過酷な藍つくりの合間に歌われた「藍の唄」を当時の藍作りの作業の再現とともに紹介する。曲目は「水取り唄」「馬子の唄」「藍こなし唄」「箕さび唄」。

戦後３０数年、父親像はどう変わったか。１０００家族のアンケート調査をもとにさぐるスタジオショー。ホームドラマ、父親相談室などを特設、２０〜７０代まで各年齢層による父親像の分析を紹介する。

東京湾で冬を過ごす１０万羽とも２０万羽ともいわれるスズガモの生態を、ヘリコプターによる空中撮影をはじめ水中カメラや夜間撮影用特殊カメラを駆使して多角的にとらえた。スズガモの夜間のエサ場への移動、またテレビカメラでとらえた水中のスズガモの珍しい生態は迫力満点である。

世界中の人々の暮らしぶりや自然を紹介する、海外取材ドキュメンタリーシリーズ。全米写真家協会プロフェッショナル最高賞を受賞し、国際的にも評価された。（１９６６年１０月９日～１９９０年９月１６日、全１０００回）◆アフリカ・タンザニアのセレンゲティ国立公園。半年がかりでヌーの移動の模様を追った記録を２週連続で紹介する。後編では、弱者が滅びていく厳しい自然淘汰を生々しく見せる。ヌーの母親は自分の子にしか乳を与えない。また、弱いものはリカオン、ハイエナなどの肉食獣の餌食となっていくのである。