神楽の町・大分県庄内町で、神楽とジャズの競演が実現することとなった。神楽の魅力や競演に向けてのけいこを追いながら、町おこしにかける神楽座の男たちの情熱と夢を描く。◆町内に１２もの神楽座がある庄内町。高千穂と出雲の神楽が融合した、勇壮で娯楽性の高い神楽として、町おこしにも貢献している。大分ゆかりのジャズピアニスト秋吉敏子さんにオリジナル曲の作曲を依頼、彼女が率いる世界的ジャズオーケストラとの競演に挑むこととなった。

わたらせ渓谷鉄道が走る群馬の山里にある、日本で唯一の「サーカス学校」に集まった１３人の若者たちの夏を追う。◆蕎麦屋で学費を稼ぎながら学ぶ２４歳の堤さんは、日本では乗り手がいなくなった小一丁ブランコという空中ブランコの習得を目指している。一方、プロの道化師を目指すのは同じく２４歳の香山さん。みな、悩み続けた自分の進路に答えを出そうとしている。

３００年来続いている地方文化、佐原の大祭。夏祭り、秋祭りの様子を伝える。◆佐原の祭りは、毎年夏と秋の２回行われる。佐原の中心を流れる小野川を境に東西に分かれ、それぞれが夏祭り、秋祭りを開く。夏は八坂神社の祇園祭、秋は諏訪大社の祭りとなる。

ネズミの気持ちを理解したいという理由で、ネズミの着ぐるみを着ている不思議なネコ・ニャンちゅう。ダミ声で喋るが心やさしく、やんちゃでお調子者。そんなニャンちゅうといっしょに「うたっておえかき」などを楽しみながら学ぶ子ども番組。

「なるほど」を合言葉に、北海道の様々な魅力を紹介するシリーズ。レポーターが道内各所に出向き、色々な雑学や情報を交えながら、土地の「人・モノ・自然・味覚」を伝える。ナビゲーターは明石英一郎アナウンサー。（２００２年１０月６日～２００５年９月２５日放送）◆この回のレポーター・岡本博憲アナウンサーへの指令は、番組特製の「大漁旗」を漁船に乗ってはためかすこと。そして向かったのは日本海の“風の町”寿都町。漁船に旗を揚げさせてもらうための条件は、一日しっかりホッケ漁のお手伝いをすることである。漁の様子や岡本アナの奮闘ぶりとあわせて、寿都のホッケを使った絶品「飯ずし」や地元密着の有線放送「テレビすっつ」を紹介する。

地中海に浮かぶマルタ島。人口が３８万人のこの島には５０万匹の猫が暮らしている。人間と猫が共生する場所で、人生の全てを餌付けに捧げてきた青年や、一家の歴史を見つめてきた怪猫など、猫と人の物語を描く。

急流下りで知られる熊本県・球磨川。標高１７００メートルを超す九州山地を駆け下りてから盆地をゆったりと流れ、その後ふたたび渓谷を流れる急流となる。上流・中流・下流と変化に富んだ流れは多様な生き物を育む。さまざまな表情を持つ球磨川の自然を伝える。

福島県内の数ある祭りの中から「うつくしま祭り５０選」に選ばれた祭りを紹介するシリーズ。（２００３年５月１２日～２００４年２月２日放送、全３０回）◆二本松市。七台の太鼓台が夜にはそれぞれ三百個もの提灯をゆらし、優雅なものから勇壮なものまで数種の囃子を奏しながら３日間にわたって町内を練り歩く。二本松城下の秋の風物詩である。