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テレビ番組

四国地方の土木遺産 生命の水を繋ぐ遺産 ~色あせない思い出 赤レンガの佐古配水場~

番組ID
014149
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放送日時
2005年09月15日(木)01:45~02:15
時間(分)
27
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリーschool教育・教養
放送局
瀬戸内海放送(KSB)
製作者
瀬戸内海放送(KSB)
制作社
瀬戸内海放送(KSB)、エイデン
出演者
語り:五島伝明
スタッフ
制作:小野浩二、制作:玉井謙二、制作:鶴川信一郎、演出:川田芳仁、撮影:松井洋、音声:前野慎仁
概要
四国各地の貴重な土木施設にまつわる歴史やエピソードを紹介し、その魅力や意義に迫るシリーズ。この回は徳島県徳島市の佐古配水場をとりあげる。◆大正15年(1926)イギリス積みの煉瓦造り「徳島市水道局佐古配水場ポンプ場」の工事が始まった。当時の費用で260万円という、市の年間予算の3倍の巨費を投じた一大事業であった。明治時代、徳島では赤痢や腸チフスなどの伝染病が毎年発生し、全国平均を上回る死者が出ていた。一般家庭に水道水を供給する目的でつくられた佐古配水場は、平成7年(1995)までその役割を果たしていた。そして今もなお、災害などの突然の停電に備えてその発電機はいつでも動かせるように手入れがされており、佐古配水場のポンプはその機能を失うことなく生き続けている。人口およそ26万人の近代都市徳島を支えてきた佐古配水場は、平成9年に県内で初めて国の登録有形文化財に指定された。「佐古の浄水場」として広く市民に親しまれている。水の都・徳島には、人と水を繋ぐ土木遺産がある。

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