国際レベルの強さを誇る、女子綱引きの「大分コスモレディース」その強さの秘密は何か。８月の全国大会に臨む選手達に密着し、その謎に迫る。◆オリンピック競技であればメダル確実、それが女子綱引き。世界綱引選手権女子４８０キロ級で、大分コスモレディースＴＣは目下２連覇を成し遂げている。１６年前に発足した主婦の寄せ集めチームは、練習してはひとつ勝ちふたつ勝ち、いつしか世界の頂点に登りつめた。「自分に負けんようにやりよんだけや」とキャプテンは語る。

敗戦後の奄美で行政分離、米軍支配という二重苦の中にあって、明るいリズムを島民の心に響かせ、新民謡の父と呼ばれた村田実夫さんの生涯を追い、希望をもたらした新民謡の魅力を探る。◆村田さんは名瀬市に生まれ、昭和１２年（１９３７）に東洋音楽学校に入学したが翌年、北支戦線に従軍。昭和１８年に帰郷して奄美文化協会主事となる。意欲的に音楽振興に取り組み、昭和２３年に奄美新民謡「農村小唄」を作曲。復員した人々は、この歌を口ずさみながら銃を鍬に持ち替えて荒れ地に挑んだという。新民謡は奄美独特の「赤土文化」として現在でも奄美群島の人々に愛唱され、復帰５０年を期に再評価の動きもある。

理想の“先生”であろうとしてうつ病を発症した小学校の教師が、ありのままで生きることで回復していく姿を追う。◆小さい頃から無鉄砲な人生を送ってきたという彼は、小学校の教壇に立った瞬間から“いい先生”の仮面をかぶることを決意、１２年間理想を追い求めてきた。うつ病を発症した時は、働くことができない苦しみだけでなく、劣等感や疎外感にもさいなまれたという。自分を追いつめたあげく自殺も考えた彼を救ったのは、かつての教え子からの手紙だった。

２００４年７月１３日、新潟県を集中豪雨が襲った。午後１時１５分に五十嵐川の堤防が決壊、濁流が押し寄せた工場の中で社長が命を落とした。「避難勧告が届いていれば」と悔やみつつ、亡き父の築いた会社を再建しようとする男性の姿と、行政の対応を追う。◆「避難勧告は出した」という行政側、「届いていない」という住民側。水害の犠牲になったのはほとんどが高齢者だった。災害情報伝達の問題点を探る。

東海３県を中心に、昭和３０年代から平成初期の世相を振り返るミニ番組シリーズ◆名古屋まつり／名古屋みなと祭、名古屋市無形文化財・筏師一本乗り／志摩町、潮かけ祭り／岐阜の高山祭／東京五輪の聖火到着（完成間もない愛知県体育館）

名古屋が「モノづくり」大国となった遠因を徳川家康にたどり、大胆な仮説とともに検証しながら、いま輝いているモノづくり企業を紹介する。◆中部国際空港「セントレア」開港、愛・地球博開催など、名古屋が注目を集めている。また、モノづくりの中心地でもある。その秘密を、天下人・徳川家康の持つ三つの性質から検証していく。

中国西部にそびえる天山山脈の夏、高峰の谷間には３５０種もの薬草の花が咲き乱れる。そこで採れる蜂蜜は「天山山花蜜」と呼ばれ、中国でもっとも高値がつく蜂蜜のひとつ。蜂客（ほうか）と呼ばれる養蜂家たちが一獲千金の夢を追って、中国全土から天山へ集まる。広大な中国を横断して天山を目指す親子の６０００キロに及ぶ過酷な旅に密着し、夢の行方を見届ける。

動物のへ疑問や謎に関するクイズと、その答えを裏付けする様々な生態を紹介するネイチャー・バラエティ番組。“ＡＭＡＺＩＮＧ　ＡＮＩＭＡＬＳ！”。司会：みのもんた。（１９９３年１０月１６日～２００９年３月２９日放送）◆この回は放送開始４００回を記念して、これまでの名場面・珍場面を紹介する。出題されるクイズは、テキサスで暮らすニホンザルが苦手になった事、牧羊犬と猫を並べてみたらどうするか、穴の開いた箱の中のリンゴをチンパンジーはどうするか、など。