２０１０年の平城遷都１３００年に向けて作曲された組曲「大和路シンフォニー　悠久のやまと」。作曲者である城之内ミサさんのコンサートの模様を中心に、組曲の初演の様子や城之内さんの思いなどを織り交ぜて紹介する。また、曲の部分では、奈良県内各地の自然や歴史遺産などの映像を随所に挿入し、組曲を視覚的にも表現する。

東海３県を中心に、昭和３０年代から平成初期の世相を振り返るミニ番組シリーズ◆名古屋市、滋賀県山間部の家庭風景／昭和３６年（１９６１）に通水した愛知用水／小児マヒ（ポリオ）の生ワクチン投与

言葉遊びを通して、日本語の豊かな世界を楽しむゲーム。男女４人ずつのチーム対抗で、機智とユーモアを競う。◆しりとりをしながら９個のマスに入った言葉を使っていきビンゴを完成させる「しりとりビンゴ」、“インターネット”“サングラス”などすっかり定着したカタカナ言葉を、チームのうち３人が漢字４文字の創作四字熟語で表現、残り１人がもとの言葉を当てる「文殊の知恵」など。

ドラム演奏と出会って自己表現を覚えた高校生が、バンドを結成して自分の世界を広げ、成長していく姿を描く。◆高校２年生の森岡さんは、生まれつき身体が不自由で、言葉もなかなか出てこなかった。そんな森岡さんを変えたのはドラムとの出会い。ドラムを叩き、自分を表現することで、身体的にも精神的にも大きく成長してきた。

東京・日比谷公園の片隅にある６本の鉄棒には、毎日近くのサラリーマンたちが集まってくる。上半身裸になって鉄棒にぶら下がるサラリーマンたちの年齢や職種は幅広い。男たちは、この時だけは仕事を忘れてそれぞれの目標とする技に挑戦する。男たちの互いに励まし合う様子と、それぞれの生活や思いを描く。案内人は谷啓。

広島に原爆が投下されて２ヵ月、焦土の風景と苦しむ被爆者が日本人の手によって撮影された。現存する未編集フィルムに写された映像と現在の場所を対比し、広島の歴史とともに風化しつつある被爆の実相を伝える。

日本三名山のひとつ白山の大自然の魅力を、「かつ先生」こと尾張勝也さんが地元の子どもたちと一緒に理科の視点から伝えるシリーズ。（２００４年４月１７日開始）◆手取川の最初の一滴はどこから生まれる？そんな疑問に、かつ先生が挑む。支流を含めると７２キロにも及ぶ手取川。その源流を求める前に、普段よく見る川の流れとは全く違う表情を見てみる。白山スーパー林道と平行に流れる蛇谷渓谷。その沢へかつ先生と子供たちがやってきた。沢登り体験だ。小親谷の滝へ続く支流は、大きな岩がゴロゴロあって、中には川底が天然のすべり台のようになっている。まるで自然の遊園地に来たようだ。また白峰の奥山の沢近くには、数十メートルも続く鍾乳洞があった。ここは個人所有の山で勝手に入ることはできないが、特別に探検させてもらう。鍾乳洞の中にも水が流れている。これは普段、目に見えない流れ…地下水だ。手取川はいくつもの流れが集まって、大きな川へと変わっていくのだ。◆寄り道しながらの源流を探す旅。かつ先生は子供たちと白山登山した際、山頂に一番近い雪渓を訪ねた。源流といっても、ひと筋の流れというわけではなく、山の斜面に雨が降ったりして、それが川になるため、その斜面全体を源流域としている。そこで目に見える源流を探すとなると、雪渓…いわゆる雪どけ水を探すのが一番分かりやすいというわけ。室堂近くの万才谷雪渓。雪どけ水を触ってみると、５秒も我慢していられないほどの冷たさ。そして雪渓からはポタポタと雫がたれている。「これこそ手取川の最初の一滴！」と言うかつ先生に、子供たちは「何滴も垂れとるよ」…。

平成７年（１９９５）以降、全国ワースト１の自殺死亡率を記録し続けている秋田県。こうしたなか、心の病に耳を傾けようとＮＰＯ法人を設立した男性の活動を追う。◆長引く経済不況の暗い影が、自殺という形で現れてきている。全国の自殺者数は３年連続で３万人を超えた。ＮＰＯ法人「蜘蛛の糸」は、倒産を経験した社長などの相談に乗って、アドバイスすることでひとりでも自殺者を減らそうという活動をしている。代表の佐藤さんも、かつて自分の会社が倒産し、死の誘惑にとらえられたことがあるという。しかし友人を自殺で失い、なんとかしなければいけないと立ち上がった。