激動の戦国時代を生き抜き、加賀百万石の礎を築いた前田利家と妻・まつの波瀾万丈の物語を、尾張、北陸を舞台に描く。大河ドラマ第４１作（２００２年１月６日～１２月１５日放送、全４９回）の総集編。前・後編。◆後編「永遠の愛」。本能寺の変を聞きつけた秀吉（香川照之）は、中国大返しの離れ業で叛将・明智光秀（萩原健一）を討ち、織田家の跡目相続でも主導権を握る。これに対して信長軍随一の猛将・柴田勝家（松平健）が反旗を翻す。両者と親しい利家（唐沢寿明）が和平交渉に当たるが交渉は決裂。両者が賤ヶ岳で激突した結果、勝家が敗れる。天下を取った秀吉は、後事を利家に託して世を去るが、時代はまだ動き続けていた。

作家の書下ろしによる一話完結の物語を、俳優の朗読とイメージ映像で綴る。ひとつの出会いが翌週に新たな出会いを生むスタイルで、一ヶ月にわたって展開していく。◆この回は野中柊作・加藤晴彦朗読の第５回「真実」。

民謡の宝庫・東北地方を中心に、各地の民謡を紹介する本格的民謡番組。（１９７３年２月３日放送開始）◆全国の民謡のふるさとを訪ねる日本の唄シリーズ九州編。第四回は宮崎県椎葉村からの特集。ひえつき節の故郷で知られる椎葉村、地元の保存会の取り組みも交えて紹介する。曲目は椎葉サダ子「正調ひえつき節」、宮本マス子「椎葉駄賃つ唄」、花岡清子「ひえつき節」、椎葉サダ子「春節」、花岡清子「ひえちぎり唄」。

山梨県・身延とラオスの人々の、国境や世代を越えた交流を描くドキュメンタリー。ＵＴＹ新春スペシャル。◆山深い仏都・山梨県身延市。この町の特産である竹を使った炭づくり小屋をラオスの大使が訪ねたことから、物語は始まった。仏教国で竹林が多いという共通点を持つラオス。しかし、人々の暮らしは日本と大きく異なり、日々の水汲みに追われ、小学校に通えない子供もいる。大使との出会いから３年、身延の人たちがラオスに渡る。小学校への井戸掘りの援助、竹炭づくりの指導、そして日本の小学校からのメッセージ。山の中の小さな町とアジアの小さな国の温かな交流を伝える。

パリの北東、シャンパーニュ地方の中心都市ランス。この街の象徴であるノートルダム大聖堂を始めとして、サン・レミ聖堂、トー宮殿は、フランスの王室と深い関わりを持ち、ゴシック建築の粋を極めた建築物として、１９９１年世界遺産に登録された。◆ランスのノートルダム大聖堂は１２世紀に建立され、バラ窓のステンドグラスが神秘性を帯びた、深い色彩の光を作り出す。大聖堂は第一次世界大戦の戦火にさらされ、中世の光は絶えてしまうが、１９３７年、芸術家シャガールによって、新しい神の光を生み出す。ランスの大聖堂は歴代の国王を祝福するための空間でもあり、１，０００年以上もの長きにわたり、国王の戴冠式が行われてきた。一方、ランス郊外に広がる水はけの良い石灰質の大地が、シャンパンという酒を生み出した。紀元２世紀にローマ人たちが街を作るために石灰岩を掘り出してできた地下の空洞は、まさに天然の冷蔵庫で、後にその空洞はシャンパンを熟成するためのカーブとなった。◆サン・レミ聖堂

作家の書下ろしによる一話完結の物語を、俳優の朗読とイメージ映像で綴る。ひとつの出会いが翌週に新たな出会いを生むスタイルで、一ヶ月にわたって展開していく。◆この回は原田宗典作・美輪明宏朗読の第４回「永遠の博物館」。

テレビ放送のことをもっと知ってもらい、よりよい番組づくりにつなげるというシリーズ。この回のテーマは「時代劇の仕事を知ろう」。◆世代を超えて、人気を取り戻しつつある時代劇。フジテレビの人気時代劇「剣客商売」の撮影現場で取材し、番組の作られ方や仕組みに迫る。京都の撮影所を訪ねて、出演者にインタビュー。そして、ベテランスタッフの多い照明、録音、スクリプター、殺陣師という専門家から制作現場の話を聞く。また、森本さやかアナが時代劇に出演する過程を通じて結髪、衣装の苦労も取材する。

病気で父を亡くした中学生が、父の身近にいた人たちの証言から父親像を探る姿を描く。◆新潟県の中学生・咲さんは、１年前の２０００年１２月に父・滋さんを失った。持病はあったが、突然の死だった。お父さんはどんな人で何を思い、どんな人達と交流してきたのだろうか。咲さんの父親探しが始まる。母きよみさんは、滋さんが生前どんなに咲さんを愛していたかを伝えたいと願い、一周忌にあたる２００１年１２月に偲ぶ会を自宅で開いた。古くからの友人や兄弟が様々に語る滋さんの思い出に、咲さんは確かな父親像を心に描く。