「面白いクイズを提案する」ことを競い合う、一味違ったクイズ番組。正解・不正解はどうでもよく、いかに楽しめたかを審査員が判定する。合格３つで“Ｑさま！”の称号が与えられる。出演者は身体を張ってプレゼンＶＴＲをつくり、スタジオトークで巧みにアピールしていく。◆第１回。プレゼンターの若手芸人たちが「さとう珠緒の本性を暴く！年商２０億の社長に電話番号を聞かれたら？」「ニセモノのヤンキーは誰でしょう？」「キャバクラ嬢の携帯メモリーに一番多く入っている芸能人は誰？」という３つのプレゼンクイズを提案する。ＭＣは、さまぁ～ずと優香。

２０００年１０月に放送した「小さな旅」の取材で山古志村を訪れたスタッフが、番組に登場してくれた人々を訪ねた。山古志は「牛の角突き」で知られた村。自慢の牛たちを飼育していた畜産農家の“地震後の今”を伝える。◆２００４年１０月の新潟県中越地震で大きな被害を受け、全村民が避難した山古志村。村に帰るメドがまったくつかない中、村の伝統行事「牛の角突き」を守ることで地域の絆を取り戻そうとする取り組みが続けられている。優勝経験豊富な「牛じい」こと松井治二さんは牛飼い仲間に声をかけ、村に残された牛の救出に奔走。一方、地震に生活基盤を奪われ、やむなく牛を手放す決断をした人もいる。

人気の職種にスポットを当てる、中・高校生のための進路指導教材シリーズ。◆第１回は美容師。美容師はヘアカットだけでなく、着付けやメイク、メイルケアなど、トータルに美を作り出す。お客様の微妙な気持ちを探り、その思いをヘアスタイルとして提案し、本人も気づかない美しさを引き出す美容師の仕事に迫る。

ごく普通の大学４年生と、聴覚を失ったために心の扉まで閉ざしてしまった女性の恋愛を描くドラマ。脚本：北川悦吏子。（２００４年４月１１日～６月２０日放送、全１１回）◆第１回。大学４年生の結城櫂（妻夫木聡）は就職先が決まらず、落ち着かない毎日を過ごしていた。そんな折、学内で萩尾沙絵（柴咲コウ）が弾くバイオリンを耳にする。思わず拍手した櫂を沙絵は冷たくあしらう。数日後、櫂の親友・矢嶋啓太（永山瑛太）が恋に落ちたと告白する。プレイボーイの相田翔平（成宮寛貴）が代わりにデートの約束を取り付けるが、啓太は相手の耳が不自由と知って動揺し、手話ができる櫂に代役を押しつける。そしてデート当日、待ち合わせ場所で待つ櫂の前に現れたのは沙絵だった。

設立から１５年を迎えた「オーケストラ・アンサンブル金沢」の１ヶ月に及ぶヨーロッパツアーに同行し、８カ国１３公演を取材。世界有数のチェンバーオーケストラに育ちつつあるこのオーケストラの奇跡を描く。◆この楽団を率いるのは指揮者・岩城宏之氏。なぜ特別に関係があるわけでもない金沢に設立したのだろうか。三分の一が外国人という思い切った団員の選出や、１５年間で１０回の海外公演の実施。今回はウィーンのムジークフェラインに招待され、ベートーベンの２番を演奏した。この間、岩城氏は自らの身体の危機と病魔との闘いを続けていた。

陶芸家として初めて文化勲章を受章した板谷波山。この波山の才能を信じて世界的な陶芸家になるまで育てあげたのが、妻である板谷まるである。◆まるは、明治３年に会津坂下町で髄一の呉服商の三女として生まれた。東京の共立女子学園で裁縫など実学とともに日本画を習う。また会津出身で社会児童福祉の先駆者である瓜生岩子にも私淑し、大きな影響を受ける。卒業後、若松に戻り、自分で創立した会津女子職業学校の主任教師として裁縫や手芸を教える。その後、波山の才能を見抜き、自分の職業婦人としての生き方を捨てて波山と結婚する。◆東京で工房を構え苦労の末、自分たちの窯を築き上げる。初窯での成功や勧業博覧会への入選を果たすが、６人の子供たちとの生活は、塩味だけのすいとんに野草を入れて食べるという日々が続く。◆明治４４年に二人は皇后陛下に招かれ御前制作をするまでになる。その後、文化勲章を受章し陶芸界に君臨する。番組では波山を支え続けたまるの波乱万丈な人生を紹介する。

２００４年、自衛隊のイラクへの派遣が決定された。その部隊編成の中心となったのは陸上自衛隊・名寄駐屯地。名寄市民の約半数は自衛隊となんらかの関わりがあり、隊員は地域住民からも頼られる存在となっている。名寄市の変化を描き、イラクへの派遣決定の経緯を辿る。◆名寄駐屯地からは約百人の隊員が派遣されることとなった。自らの存在意義を求め、望んでイラクへ旅立つという隊員。それとは逆に、犠牲者が出るかもしれないと不安を募らせる家族。戦地への第一歩を踏み出した自衛隊の姿を追う。

子どものためによかれと思ってしたことでも、子どもの思いとはズレていることがある。何気ない言葉や行動から、よりよい親子関係・望ましい地域のあり方を問い直す意識啓発ドラマ。８つの短いエピソードで構成する。◆各エピソードタイトルは「こわれた自転車」「おめでとうおかあさん」「予定は未定」「天体観測」「アクシデント」「少年回路」「カンケリリバイバル」「お父さんの未来」。