テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

ザ・ノンフィクション 父が教えてくれたこと

番組ID
015697
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2005年07月17日(日)14:00~14:55
時間(分)
46
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
フジテレビジョン
製作者
フジテレビジョン
制作社
フジテレビジョン、湧源社
出演者
語り:広中雅志
スタッフ
編集:石原肇、EED:駒井健一郎、MA:高橋誠、音響効果:片野正美、広報:宇佐見順子、デスク:伊藤ひろみ、テーマ曲:エキセントリック・オペラ、チーフプロデューサー:味谷和哉、プロデューサー:岡田宏記、取材:栗林和仁、構成:野澤和之、演出:野澤和之
概要
2004年10月、新潟県中越地震が発生した。地震発生後、番組ディレクターはすぐさま新潟県の故郷へ向かった。幸い両親は無事だったが、この地震は両親の病状を悪化させ、しばらくした後、父親は亡くなった。番組ディレクターは地震取材の一環としてカメラを回し始めたが、父親の最期までを記録することになった。父親は極度の病院嫌いで、余命半年と宣告を受けながらも、頑なに入院しようとしなかった。母親と番組ディレクターはそんな父親の想いを尊重し、自宅で最期まで看取ることにした。カメラを両親に向ける中、父親の大工業を継ぐことをせず、映像制作の世界に入った番組ディレクターは、両親に対する様々な想いを巡らせていた。そして最期の時を迎え、番組ディレクターは父親が伝えたかったことに気付き始めるのだった。

同じ年代の公開番組

奥能登 風の絆 ~間垣の里の四季~

鎌倉時代から続く能登半島の旧家の生活を通して、集落の自然を生かした四季の暮らしと、現代に失われつつある人と人との結びつきをみつめたドキュメンタリー。◆能登半島には、日本海からの強風を防ぐため「間垣」という高さ4mの竹の垣根に覆われた集落がある。間垣の中の集落には、絆を大切にした鎌倉時代からの特有の暮らしが今も続いている。◆石川県輪島市上大沢。この集落は日本海に面し、切り立った断崖にあるため、一年中シベリアから日本海を渡って激しい風が駆け抜けていく。この里の暮らしを数百年間守り続けてきたのが、能登半島独特の巨大な竹の生け垣「間垣」である。4mほどの細長い竹を垂直に立て、1万本近くつなぎあわせて作る間垣は、家一軒ごとではなく、集落全体をぐるりと円形に取り囲み、まさに「竹の砦」。上大沢には20家族70人ほどが、この総延長500mの「竹の砦」の輪の中で、風習や知恵を活かしながらお互いの生活を支え合って生きている。周辺の集落から離れた、間垣の中だけの生活が、人々の結びつきを強固にしている。その強い絆が、過疎化を防ぎ、多くの跡取りが戻ってくる集落を生み出している。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
四国地方の土木遺産 生命の水を繋ぐ遺産 ~色あせない思い出 赤レンガの佐古配水場~

四国各地の貴重な土木施設にまつわる歴史やエピソードを紹介し、その魅力や意義に迫るシリーズ。この回は徳島県徳島市の佐古配水場をとりあげる。◆大正15年(1926)イギリス積みの煉瓦造り「徳島市水道局佐古配水場ポンプ場」の工事が始まった。当時の費用で260万円という、市の年間予算の3倍の巨費を投じた一大事業であった。明治時代、徳島では赤痢や腸チフスなどの伝染病が毎年発生し、全国平均を上回る死者が出ていた。一般家庭に水道水を供給する目的でつくられた佐古配水場は、平成7年(1995)までその役割を果たしていた。そして今もなお、災害などの突然の停電に備えてその発電機はいつでも動かせるように手入れがされており、佐古配水場のポンプはその機能を失うことなく生き続けている。人口およそ26万人の近代都市徳島を支えてきた佐古配水場は、平成9年に県内で初めて国の登録有形文化財に指定された。「佐古の浄水場」として広く市民に親しまれている。水の都・徳島には、人と水を繋ぐ土木遺産がある。


cinematic_blurドキュメンタリーschool教育・教養tvテレビ番組