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テレビ番組

九州遺産 長崎の記憶 原爆遺構に刻まれた8月9日 / JNN九州沖縄7局共同企画

番組ID
016190
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放送日時
1997年12月28日(日)
時間(分)
47
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
長崎放送(NBC)
製作者
長崎放送(NBC)
制作社
長崎放送(NBC)
出演者
スタッフ
制作:大野陽一郎、演出:関口達夫、撮影:中島英治、美術:本田康子、編集:中島英治、技術:山口匡信、音声:中嶋智弘
概要
JNN九州沖縄7局の合同企画シリーズ。九州沖縄地方の豊かな自然や古来からの歴史、多彩な文化など、かけがえのない郷土の遺産を後世に伝える。1997年から2002年まで全35本を放送。◆1996年12月、広島の原爆ドームが世界遺産に登録された。もうひとつの被曝地、長崎には原爆ドームのようなシンボリックな原爆遺構は残っていない。しかし被曝地を歩くと町のあちこちに原爆の傷痕をとどめた遺構が残っている。これらは世界で2発目の原爆の惨禍を伝える人類の負の遺産といえる。例えば、片足で立っている山王神社の鳥居。一方の柱は原爆の強烈な爆風で吹き飛ばされたもの。鳥居の表面は熱戦で剥離された。あの日「片足鳥居」の側では全身血だらけになった男が倒れ、腕を焼かれ幽霊のように髪を振り乱した女が横たわっていた。当時、東洋一といわれた浦上天主堂は原爆で一瞬のうちに倒壊し、敬虔なカトリック信者約8500人が犠牲となった。今では再建された教会の前庭に立つ首を吹き飛ばされた聖人像が、あの日の惨状をわずかに伝えているだけである。そんな長崎の原爆遺構と遺構にまつわる秘話を紹介する。

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