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テレビ番組

生きる×2 「馬の神様」と呼ばれて

番組ID
016388
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放送日時
2006年10月29日(日)05:15~05:45
時間(分)
25
ジャンル
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ドキュメンタリー
放送局
中国放送(RCC)
製作者
中国放送(RCC)
制作社
中国放送(RCC)、民間放送教育協会
出演者
語り:内海亜子
スタッフ
撮影:斉藤亘、撮影:香川久路、編集:斉藤亘、EED:中山勉、EED:平佐英嗣、タイトル:秋山尚子、演出:安部貴美子、制作:平尾直政
概要
広島には「馬の神様」が住んでいる。獣医もさじを投げた故障馬を「装蹄」で立ち直らせ、レースで勝たせてきた装蹄職人、福永守さん。数多くの弟子を育て、77歳にしてまだ全国を回って仕事を続ける、その職人魂を追う。◆装蹄とは、馬のひづめを削って保護用の蹄鉄を打ちつけることをいう。馬の歩く姿を見、足音を聞くだけで故障個所を当てる福永さんの技術は「外科手術」とも称され、治療依頼が絶えない。全国を飛び回って仕事をしてきたため家のことにはまったくうとく、家の中をはいはいする子を見て「どこの子だ」と聞いて怒られたという。装蹄以外のことを一手に引き受ける妻の信子さんは「夫として父親としては全くの失格」というが、そんな夫を支え続けてきた。

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