地理的・歴史的に、大陸との強い関わりをもつ山陰地方。古代北東アジアの交流を考古学的にたどるシリーズ。◆日本国内で見つかっている鉄の精錬遺跡は６世紀後半の古墳時代後期からのものしかないが、鉄器自体は弥生時代初期に朝鮮半島から日本にもたらされている。古墳時代後期までの間、日本では鉄器を輸入に頼っていたのだろうか。韓国の研究者の協力で最新の研究成果を追うとともに、古代出雲で鉄がどのような歴史を作ってきたのか、東アジアへも視点を広げて探る。

ＮＨＫ連続テレビ小説第６０作「すずらん」（１９９９年４月５日～１０月２日放送）の総集編。北海道の駅に置き去りにされた孤児・萌の生涯を、大正から平成までの時代と鉄道の移り変わりに重ねて描く。作：清水有生。（全４回）◆総集編・第二章「激動編」。昭和１５年（１９４０）、１８歳になった萌（遠野凪子）は炭鉱王・橘の息子勇介と恋に落ちる。しかし周囲の反対を受けて身を引き、東京へ向かう。としの猫又食堂で働くうちに常連の鉄道員・日高と知り合い、結婚。子どもにも恵まれるが、やがて戦争に巻き込まれ、食堂は焼失、日高も戦死する。萌はしばらく明日萌に身を寄せるが、幼なじみのしのから実母の手がかりを得て、再び上京する。

ふるさと石川は、自然の豊かさを持っている。その自然の個性的な素顔を見つめ直し次の世代に伝え残すべき自然遺産を取り上げた。この自然に関わる人たちとともに、「共生」や「共存」に繋がる道筋を考える。◆珠洲市の東山中町。専業で炭焼きを続けている夫婦を中心に、里山での暮らしと自然を紹介する。

青森県には津軽地方と南部地方があり、昔から異なる文化が伝承されている。中でも言葉は、互いに独特の、会話の方言がある。その２つの方言を、それぞれ南部弁を津軽地方へ、津軽弁を南部地方へ、タレントが持っていき、一般の人々へ質問し取材する。◆今回は津軽弁の「ヘンチ」を取り上げる。

スリランカの島の中心付近、キャンディは、紀元前３世紀から１９世紀にかけて栄えたシンハラ王朝の最後の都。のべ百万人が集うという、祭りを見る。◆８月、キャンディ・ペラヘラになると、百頭の象を連ね、民族的な扮装を凝らし、２週間の行列をする。祭りの主役は、象の背の上のストゥーパに入った釈迦の歯、仏歯だ。普段は王宮より大きな伽藍に納められ、王家の象徴として、政府高官や高僧しか見ることを許されない。◆川での沐浴、象も横になって洗い清めてもらう。◆聖地キャンディ

世界で最も体系的なメディアリテラシー教育カリキュラムを持つ、カナダの現状を紹介する。カナダでは小学校から高校まで一貫して、表現を通してメディアへの理解を深める教育を実践している。◆中学校での国語の中でのメディアリテラシー教育。ハロウィーンをテーマに各メディアの取り上げ方を調べ、情報の伝え方の違いを学習させている。ミドルフィールド高校からは３ヶ月かけて自分達で校内のニュース番組を制作する過程を紹介。メディアの側からも先生に向けてインターネットでアドバイスするサービスを行うなど積極的に参加、送り手と受け手が双方向で学ぼうという姿勢が見られるのが特徴である。◆対象年齢：中学生以上

関西地方の特色ある建物の外観と室内を紹介する。◆神戸にある竹内油業の塩屋寮を取り上げる。

廃屋の銭湯を舞台に、元夫婦の愛憎をコミカルに描くドラマ。（１９９９年８月２５日～９月２２日放送、全５回）◆正太郎（三國連太郎）に道を尋ねたのは、サヨ子（市原悦子）の二番目の夫である今田二郎（綿引勝彦）だった。二郎とサヨ子の間に生まれたのが、奈美（辺見えみり）だった。やがて奈美を取り戻そうと、小松崎（近藤正臣）がパワーショベルで銭湯を壊し始め、娘を返せと要求する。サヨ子は二郎を誘拐犯に仕立てることを思いつく。人質事件に見せかけ、小松崎を諦めさせるのだ。しかし事件は予想外に大きくなり、現場は警官や報道陣に取り囲まれ、犯人役の二郎は怖気づいて逃げ出してしまう。