２００４年１０月２３日に発生した新潟県中越地震。発生から１週間が経ち、避難状況や避難した人々の置かれた状況などを現地からの中継を交えながら検証する。◆新潟県中越地震は、震度６強の激しい地震が相次ぎ、死傷者は２千人を超え、多くの人々が避難所暮らしを強いられている。倒れた家屋の下敷きになって亡くなった子供やお年寄り、土砂崩れで命を失った人々、ショックで死亡した赤ちゃんもおり、日を追うごとに被害の深刻さが明らかになっている。交通や通信が寸断された地域の人々は、今、何を必要としているのか。開通以来初めてとなった新幹線の脱線事故の詳細などを交えて、今後の防止に活かすべきポイントを探る。

沖縄を拠点に、版画家として制作活動を行っている名嘉睦稔さん。畳６枚分もの大きさの新作「深遠響空」の制作過程と、故郷である伊是名島の自然を盛り込みながら、尽きることのない熱い情熱を伝える。◆「汲んでも汲んでもすぐに満ちてしまう井戸のように、無限の空間に存在する絵を取り続けたい」と語る睦稔さん。描くことを「取る」と表現するように、イメージした瞬間にすさまじい速さで板を彫り始める。

広島に原爆が投下されて２ヵ月、焦土の風景と苦しむ被爆者が日本人の手によって撮影された。現存する未編集フィルムに写された映像と現在の場所を対比し、広島の歴史とともに風化しつつある被爆の実相を伝える。

旅の途中で出会う「なぜ」、自然の中の「不思議」、最新の科学技術の「どうして」など、身の回りにある疑問と驚きを徹底的に探る。◆２週にわたって、視聴者から寄せられた素朴な疑問の数々に答える特集。今回は、「おなかが鳴るのはどこが鳴ってるの」「ハリネズミの赤ちゃんはどうやって生まれてくるの」「古い雑誌などにいる小さな虫の正体は」など、身近だけれどあまり深く考えない５つの疑問に、それぞれの専門家がわかりやすく答える。

広島に原爆が投下されて２ヵ月、焦土の風景と苦しむ被爆者が日本人の手によって撮影された。現存する未編集フィルムに写された映像と現在の場所を対比し、広島の歴史とともに風化しつつある被爆の実相を伝える。

インターハイ全国優勝の実力を持ちながら、上山競馬場の廃止によって廃部の危機に立たされた高校馬術部。競馬場で調教師や厩務員を務める秋葉家から馬を借り、コーチも務めてもらっていた。高校生の目を通し、競馬場廃止の顛末を捉えるとともに、厳しい現実に直面しながらも馬に夢を求め続ける師弟の絆を描く。◆市の財政に貢献してきた上山競馬だが、累積赤字を抱えついに廃止が決定した。見え隠れする広域合併の余波。そして馬術部廃部の危機。１０月、馬術部は失業の危機にある秋葉コーチのもと国体に挑んだ。

そば、うどん、ラーメン、そうめん、スパゲティ…麺類大好き日本人。その身近な食文化のルーツを探るため、渡辺徹・山川恵里佳の二人が盛岡を出発点にはるかユーラシアへ旅立つ。◆盛岡は日本有数の「麺」の町。江戸時代からの「わんこそば」、戦後になってからは中国・韓国の麺をアレンジした「盛岡冷麺」「盛岡じゃじゃ麺」がご当地食として有名である。この盛岡を振り出しに、麺類発祥の地と言われる中国、多彩なパスタ文化を持つイタリアへと辿りつつ、米を原料とした東南アジアの「ビーフン」「フォー」などに寄り道し絡み合いながら世界に広がる麺の魅力を紹介する。

火災報知機などの警報、電話や玄関のベルなどの音をユーザーに伝える「聴導犬」。日本で二人目の「聴導犬トレーナー」として前向きに奮闘する、萩原さんの生き方を描く。◆聴導犬の犬種は特定されず、保健所などから適性のありそうな犬を貰い受けて６カ月の訓練を施すが、その育成はボランティア。家庭犬のしつけ教室や専門学校の講師をつとめながらの訓練は、必ずしも順調ではない。