山梨に関わりの深い様々なテーマを取り上げながら、郷土の歴史や文化、先人の知恵などを再発見していくシリーズ。ＹＧＵ山梨学院大学テレビセミナー。（２０００年３月１９日放送開始）◆山梨県内でも独立した方言体系を持ち、多くの民謡や伝説が残る秘境奈良田。戦国時代には、武田信玄からこの村だけに与えられた特権があったという。その特権を明らかにするため郡上八幡へ向かい、奈良田地区の知られざる歴史を探る。また、番組後半は、現在では観光地として全国に名が知れた清里高原の開拓の歴史を紹介。１９３８年に始まる開拓は、機械も肥料もない極寒の地で行われた非常に厳しいもので、開拓民の心を一つにしたある人物の情熱なしには果たせないものだった。理想の農村を目指したその人物が清里に遺したものを探る。

中堅建設会社の営業オフィスを舞台にしたお仕事ドラマ。ポジティブでアネゴ肌のハイパーＯＬ・上原草子が、職場で巻き起こるさまざまなトラブルをスマートにクリアしていく。原作：かたおかみさお。（２００７年３月２６日～３月３０日放送、全５回）◆第１回「営業２課へようこそ」。仏頂面で生意気そうな南（市川実日子）、恋愛至上主義の二岡（サエコ）、地味だがセンスのいいお局・村田（水野真紀）、使えなさそうな新人・斉藤（村川絵梨）、そしてやたら明るく職場を仕切る「上ちゃん」こと上原（松下奈緒）。個性豊かなＯＬ集団が支える営業２課に、マッチョ思考の男性社員・黒木（徳重聡）が異動してきた。「ありがとうって感謝の言葉は伝えてネ」。上原ｖｓ黒木。紛争の口火が切られ、両者の対立は意外な結末を迎える。

奄美大島に住む坪山豊さんは、伝統の板付け舟を作れる数少ない舟大工だが、島ではむしろ「島唄の唄者」として知られている。新しい島唄の誕生に向けて苦悩する坪山さん、そして支える家族と仲間を通し、島唄の「切なさ、哀しさ、ときめき」を描く。◆奄美の生活歌・島唄は４百年以上前から歌われつづけているが、新しい唄が次々生まれる「生きた」唄。坪山さんの作った闘牛の唄「ワイド節」島を思う心を唄った「綾蝶（あやはぶら）」などは島民で知らないものは居ないほど。そんな中、作詞者だった中村民郎さんが他界し、残された詞に唄を付けてくれと頼まれた。

ＭＣの藤井隆をはじめレギュラー陣が「業界テクニックハンター」として様々な業界のお仕事に潜入し、時には体を張っても発見した業界独自のテクニック「ギョーテック（Ｇ‐ＴＥＣＨ）」をクイズで紹介する。◆第１回は水族館業界。魚のエサはそれぞれの魚の口のサイズに合わせて作られるが、マンボウのエサ独特のテクニックとは何か。スタジオで一人きりのゲスト、松浦亜弥の答えは…？

人生、くもりの日もあれば、雨の日もある。しかし寄り添い合って生きていれば、必ず晴れの日がやってくる。◆愛媛県今治市大浜地区は８００人ほどの人々が暮らす小さな漁師町。そこに１軒のお好み焼屋「昌万」がある。店の主は檜垣瑞穂さん（５７歳）、通称「ミーコちゃん」。ミーコちゃんのもとには日々「ご近所さん」たちが集まる。９４歳でとにかくおしゃれな独居老人・味岡のおいさん、ネコ大好きおばちゃん・フミちゃん、大浜一のプロ漁師・シゲさん、学校帰りの子供たち、１００歳の義父を介護している親友・久ちゃん。皆、ミーコちゃんの笑顔に会いたくてやってくる。そしてお互いの悩みや問題を抱えながらも、しっかりつながりあって生きている。背伸びせず、小さな幸せを幸せと感じる人々。人と人の絆、それはかつて日本のどこにでもあった世界、そして今、日本が見失った世界。日本の片隅、大浜１丁目で、ミーコちゃんを中心に繰り広げられる小さくて温かい「ご近所」のドラマ。

風の果て、尚、足を知らず―。藤沢周平の傑作長編をドラマ化した連続時代劇。舞台は江戸時代、東北のある藩。身分が低い家の次男ながら、首席家老にまで出世した桑山又左衛門の半生を、“人生の友”を主題に、静かに力強く描く。（２００７年１０月１８日～１２月６日放送、全８回）◆第四回「出世」。妻の満江（石田えり）が出産間近の夜、桑山隼太（佐藤浩市）は杉山忠兵衛（仲村トオル）から殿の用人・牧原（黒沼弘己）の護衛を頼まれて、国境まで牧原を送る。牧原は父の桑山孫助（蟹江敬三）を高く評価しており、隼太に「優秀な測量家を派遣するゆえ、太蔵が原を開墾せよ」という。すると突然、小黒勝三郎（三上市朗）と刺客に囲まれる。そこに野瀬市之丞（遠藤憲一）が現れ、刺客３人を斬り、勝三郎らをけ散らして消える。

メニューは「中華そば」だけの小さな店を営む９５歳の食堂店主と、訪れるお客さんとの心の交流を描く。◆山形県三川町の吉泉食堂、店主の政子さんは９５歳になる。終戦後すぐに夫と長男を亡くし、苦労して大学まで進ませた次男も８年前に亡くなって、一人暮らし。毎朝早起きしてスープを仕込み、お客を待つ政子さんのもとには、懐かしい味に誘われるように様々な人たちがやってくる。

実在する「そらぷちキッズキャンプ」をモデルにしたドラマ。難病という“特別な境遇”にある少年の“誰にでもある”ありふれた青春の１ページ。爽やかな夏の北海道を舞台に、大人への一歩を踏み出す少年の成長を描く。◆難病の子供たちのために、北海道滝川市の丸加高原に医療施設の整ったキャンプ場をつくろうというプロジェクト「ソーラー・キッズ・キャンプ」。今回が２回目のプレキャンプ参加となる高校３年生の信雄（森田直幸）は、地元ボランティアの夏美（悠城早矢）にひそかな憧れを抱いている。しかし小児がんの後遺症のために自分に自信が持てず、周囲とも一定の距離を置いていた。ある日、同い年でちょっとお節介の雅彦（菊池航紀）の一言にカッとなった信雄は、思わず雅彦を殴り大変なことになってしまう。