昨今おとなげない大人、「オトナの資格」のない大人が増殖中ではあるまいか。そんな疑問に応えるべく、芸能人が世間代表として様々なシチュエーションで「オトナの資格」を試される。現代社会的なオトナの処世術を提示する、トークバラエティ。◆今回提示されたシチュエーションは「タクシーに乗ったら運転手が眠くて眠くて仕方がない、寝させてくださいと言ってきた」というもの。オトナならどうするべきか、ますだおかだの答えは？

さまざまな趣味に没頭している「熱中人」を紹介する趣味・情報番組。司会は薬丸裕英と中川緑アナウンサー。◆この回の熱中人は漫才師の中川家・礼二。礼二さんの趣味は「鉄道」。鉄道の旅に出られない時は、時刻表をながめては想像の中で「時刻表トリップ」を楽しんでいる。そんな礼二さんが大好きな時刻表を手に、自分の姓“中川”がつく駅を実際に巡るという計画を立てた。九州から北海道まで、全国に点在するＪＲ５か所の「中川駅」を目指して、３日間で３１本の列車を分刻みに乗り継いでいくハードなプランだ。果たしてどんな旅となるのか？

“警視庁一の変人”と言われている杉下右京と、お人好しで熱血漢の亀山薫の凸凹コンビが事件の謎を解いていく。（第６シリーズは２００７年１０月２４日～２００８年３月１９日放送、全１９回）。◆第１回。新宿南署の速水巡査部長（重松収）が何者かに射殺された。２年前に銃刀法違反の容疑者として速水に逮捕されていた塚原（小沢和義）が捜査線に浮上。当初は犯行を否認していたが、厳しい取調べについに自供し、凶器の銃も発見された。裁判では裁判員制度が試験的に導入されることになった。

北海道の知床は、屋久島、白神山地と並ぶ、国内三つの世界自然遺産の一つである。◆“シリエトク”（知床）とは、アイヌ語で“大地の果て”という意味だ。オホーツク海域を含む半島の先端部分の７１，１００ヘクタール、ヒグマやエゾシカ、オジロワシが生息し、流氷にのって来るアザラシが海岸を埋める手つかずの大自然が、世界遺産とされている。◆榎木が訪れた日、ヒグマ出没のため、知床五湖の遊歩道の大部分が立入禁止となっていた。ここでは彼ら自然の住人が、大地の“あるじ”なのだ。◆知床

「生まれてはじめて」「おつかいに行く」という誰にでも“一生に一度っきり”必ずある（あった）その大冒険を密かに追う。大人が歩いて５分程度の道のりを２～６歳の子供たちは平均２時間かけておつかいに行く。彼らは実に自然で豊かな表情を見せる。◆能登半島・輪島の朝市は観光スポットでもあるが、普段の買い物にも利用されている。最近お手伝いが大好きになった３歳の男の子に朝市へのおつかいを頼んでみた。喜んで行ってくれるかとおもいきや「行かん！」と即答。果たして「おつかい」の行方は。

岩手県盛岡の老舗旅館に飛び込んだ都会育ちのヒロイン・夏美が、孤軍奮闘しながら女将として成長していく姿を爽やかに描く。作：小松江里子。ＮＨＫ連続テレビ小説第７６作。（２００７年４月２日～９月２９日放送、全１５６回）◆最終回「来る者帰るがごとし」（１５６）。加賀美屋買収の危機は去った。そこへ夏美（比嘉愛未）の弟・智也（神木隆之介）が、父・啓吾（大杉漣）の作った「桜のシブースト」を持って横浜から訪れる。夏美は一本桜をイメージして作ったこのケーキを、新生・加賀美屋の象徴にしようと考える。叔母・環（宮本信子）は夏美と、女将・若女将として加賀美屋の名に恥じないよう、誠心誠意務めに励むことを共に誓う。そして夏美と柾樹（内田朝陽）は満開になった一本桜のもとを再び訪れる。

福岡県大川市の社会福祉施設・永寿会で、お年寄りの脳機能が文章の音読や簡単な計算を毎日短時間続けることで回復するケースが報告され、注目を集めている。東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授は、脳のどの部分にどんな機能があるのかを調べる「脳機能イメージング研究」の日本における第一人者である。川島さんは、長年の研究の成果から、「脳の３割以上を占める前頭前野を活性化すれば高齢者のコミュニケーションや生活能力が改善する」という仮説を立て、学習療法を全国の老人施設などに導入した。中でも５年前に最も早くスタートした永寿会では、現在までにのべ１８０人以上の高齢者が学習療法を行い、脳機能が改善し、自発性や他者とのコミュニケーションが回復するケースが数多く現れた。永寿会の５年間の成果と現在の取り組み、学習療法の成果を分析する川島教授の実験・研究を通して、脳再生の可能性を探る。

心配性でコンプレックスだらけのヒロイン・喜代美。高校卒業を機に、一大決心をして故郷の福井県小浜から大阪へと飛び出す。そこで上方落語と出会い、やがて彼女は落語家を志すことに。恋あり涙ありの人情ドラマ。作：藤本有紀。ＮＨＫ連続テレビ小説第７７作。（２００７年１０月１日～２００８年３月２９日放送、全１５１回）◆第７週「意地の上にも三年」（第４１回）。草々（青木崇高）たちの落語会が、いよいよ近づいてきた。不参加を決め込んでいた小草若（茂山宗彦）だが、菊江（キムラ緑子）から、かつて父・草若（渡瀬恒彦）が一門会をすっぽかした本当の理由を聞いてしまう。一方、喜代美（貫地谷しほり）は糸子（和久井映見）からそば打ちを教わるが、相変わらずの不器用でなかなか上達しない。母・志保（藤吉久美子）の墓前で苦悩する小草若は、ある決意をする。