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テレビ番組

生きる×2 野良に在りてこそ

番組ID
201101
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放送日時
2007年08月26日(日)05:30~06:00
時間(分)
25
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
信越放送(SBC)
製作者
信越放送(SBC)
制作社
信越放送(SBC)、民間放送教育協会
出演者
語り:小山菜穂子、朗読:丸山隆之
スタッフ
撮影:米山博昭、音声:米山竜吾、音声:塩月寿志、編集:塚田敏康、EED:和田秀一、ディレクター:手塚孝典、プロデューサー:善財優、プロデューサー:野沢喜代
概要
武藤盈さん93歳、八ヶ岳山麓の長野県富士見町に暮らしている。古い農家の佇まいを残す家からは、妻・みとしさんの機織の音が響く。暮らしぶりは極めて簡素、朝6時に起きて前日の日記をつけ、朝食を済ませると野良へ出て黙々と仕事に励み、夕暮れを迎える。毎晩の晩酌は欠かさない。◆野良仕事の傍ら、若い頃から短歌や俳句に親しみ、千百首余りを収めた歌集を出版した。また40代で撮った写真が近年評判を呼び、昭和30年代の農村の暮らしぶりを写した写真集も刊行した。歌でも写真でもそのまなざしは農村に生きる人々の喜怒哀楽に向けられている。◆ぬぐえない記憶を抱えてもいる。戦争だ。30歳のときに召集され一兵卒として中国へ。敵兵捕虜への残虐行為。そのときのことを忘れたことは一日もないという。日々繰り返される自然な営みこそ尊いのだと静かに語る夫婦の日常と人生を辿り、人はどう生きてどう老いていくのか、見つめる。

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