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テレビ番組

映像’07 夫はなぜ、死んだのか 過労死認定の厚い壁

番組ID
201268
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放送日時
2007年12月10日(月)00:30~01:30
時間(分)
51
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
毎日放送(MBS)
製作者
毎日放送(MBS)
制作社
毎日放送(MBS)
出演者
ナレーター:石田敦子
スタッフ
撮影:廣田智生、撮影助手:上堀内滋朗、編集:土方一輝、録音:大川宏明、選曲:渋谷安昭、タイトル:森村幸代、VTR:三宅一平、ディレクター:奥田雅治、プロデューサー:里見繁
概要
大手自動車メーカーの工場で働いていた内野健一さんは5年前、30歳の時、夜勤労働の残業中に突然倒れ、死亡した。直前の健一さんの残業時間は月140時間を超えていた。妻の博子さんは、幼い子ども二人を抱えながら、夫の長時間労働を調査し、労災認定を求めたが、労働基準監督署は、長時間労働は認められないとして却下。予想外の判断を導いたのは、会社の勤務体系だった。納得のいかない博子さんは、国を相手に労災認定を求めて裁判を起こす。一方、大手自動車メーカーでシート設計を担当していた小松弘人さんは、42歳の時、会社の屋上から飛び降り自殺。遺族は、長時間労働と人事異動で慣れない職場でのプレッシャーでうつを発症したのが自殺の原因だとして、労災申請をしたが、会社側は認めず、裁判で全面的に争った。その後和解したものの、遺族は、息子を救えなかったと、今も自ら責め続けている。番組では、6年にも及ぶ健一さんの労災認定を巡る争いと、上司らの証言を詳細に検証するとともに、様々な過労死裁判を闘う家族とそのケースを多角的に検証しながら、この国の労働実態が、どれだけ過酷なものか、過労死が増え続ける背景を明らかにしてゆく。
受賞歴
「地方の時代」映像祭(2008グランプリ)、日本民間放送連盟賞(第56回報道番組優秀)、放送文化基金賞(第34回ドキュメンタリー番組賞)、ギャラクシー賞(第45回優秀賞)

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