テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

いきいき!夢キラリ 意地にかけても ~島の男たちの櫂伝馬競漕~

番組ID
201370
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2007年09月16日(日)05:45~06:15
時間(分)
25
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
中国放送(RCC)
製作者
中国放送(RCC)
制作社
中国放送(RCC)、民間放送教育協会
出演者
語り:本名正憲
スタッフ
撮影:香川久路、撮影:山藤万維、撮影:島田葉子、音声:畠山明子、音声:原正樹、編集:上野徹、編集:平佐英嗣、美術:中井大己、ディレクター:香川陽子、プロデューサー:三村千鶴
概要
広島県豊田郡大崎上島町で毎年8月13日に開かれる「住吉祭り」。200年以上続くこの祭りの最大の見せ場は「櫂伝馬競漕(かいでんまきょうそう)」という地区対抗の競漕。島の男たちの心意気と、人々の絆を描く。◆「伝馬」は緊急連絡のための速さ第一の舟。舵を握る船頭、ピッチを決める太鼓がそれぞれ1人、漕ぎ手の水夫(かこ)は14人で、船の前後で皆を鼓舞する剣櫂(けんがい)と台振りは小学生がつとめる。白水地区の水夫、岡本兄弟の本業は醤油製造で、この時期はもろみを混ぜる作業に追われ「朝も櫂、晩も櫂」と言う。父も祖父も太鼓の音を聞くと仕事を放り出すほどの伝馬好き、男たちの熱さを女たちはすこし冷めて見守る。人のやりくりができずに出場をあきらめる地区、31世帯と小規模ながら念願の新しい舟をしたてて挑む地区。一度は島外に出たものの、櫂伝馬のためにUターンしてきた若者と、人の絆を祭りが結んでいる。
放送ライブラリー以外で視聴可能な施設

同じ年代の公開番組

キャッチあいスペシャル 80年 時代をこえた人形愛

「青い目の人形」は1927年、日本に住んでいた宣教師が帰国後に日本の子供たちと人形を通した交流を図ろうとアメリカ全土からボランティアなどで集めたお金で大量購入し、送られたものだ。その数はおよそ1万2千体。◆愛媛県松山市に住む女性が「青い目の人形」の歴史を紙芝居で伝えようと、30年以上前から学校や幼稚園、高齢者施設などを回っている。青い目の人形は、日米友好の証の「親善人形」であり「友情人形」だった。愛くるしい表情の人形たちは、それぞれにパスポートを持ち、はるばる海を渡ってきたのだ。◆しかし16年後の悲劇…太平洋戦争での反米感情の高まりにつれ、人形を焼いたり、槍で突いたりして壊したりする運動が広まった。当時、幼稚園で保育士として働いていた兵庫県在住の女性は、直接に人形処分を言い渡された。小学2年生だった愛媛県在住の女性は、青い目の人形のお礼として、日本からアメリカに贈られた答礼人形の美しさを今でも忘れずに覚えている。◆2007年。人形が日本に贈られて80年。番組では、時代の流れの中で生まれたさまざまなドラマ、そして次の時代にも残しておくべき事実を伝える。戦争という激動の時代を乗り越えた青い目の人形たちは物言わぬ語り部であり、人の愛情や葛藤を通じて「平和の天使」としてのメッセージを送り続けている。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組