青年海外協力隊員としてアフリカのセネガルで活動している３人の若者を通して、現地の状況や海外協力隊の活躍を紹介する。レポーターは、アフリカ・ナミビアでの取材経験を持つ宮崎在住の写真家・芥川仁氏。

明治時代に北海道北部・利尻島の長浜地区へ伝わっていた鳥取県の伝統の麒麟獅子舞。時の経過の中で眠っていたその舞を揺り起こし、復活させようする地元若者の奮闘を追う。◆麒麟獅子舞は因幡地方で３５０年以上続く伝統芸能で、利尻島へ漁業移住した因幡の出身者がふるさとを忘れまいと伝えたが、大正時代に途絶え、獅子の存在も忘れられていた。その復興に当たったメンバーのうち鳥取県出身者を祖先に持つのは一人だけだが、舞の習得のために鳥取との交流を重ねるうちに「ふるさとはそこにあるものでなく創るもの」と意識し始める。

千三百年前に役行者によって開かれたとされる霊峰・大峯山。大自然の中で自らを鍛え上げるという修験道の教えに基づき、いまも多くの人たちがこの地を訪れる。その体験プログラムに、リポーターの谷口吉一が参加。垂直に近い岩場を登る「鐘掛岩」や、絶壁から身を乗り出す「西の覗き」など、捨て身とも思われる修行に挑戦する。

こだわった照明、録音で実力派の歌手の歌をじっくりと聞かせる本格的音楽番組。「ＳＨＩＯＮＯＧＩ　ＭＵＳＩＣ　ＦＡＩＲ　２１」。（１９６４年８月３１日開始）◆ミュージックフェア・放送２０００回記念公開収録の模様を４週連続でおくる第三夜。曲目は、ゴスペラーズ「永遠に」、華原朋美「Ｉ’ｍ　Ｐｒｏｕｄ」、さだまさし「道化師のソネット」、渡辺美里「Ｍｙ　Ｒｅｖｏｌｕｔｉｏｎ」、和田アキ子「あの鐘を鳴らすのはあなた」。司会は鈴木杏樹と恵俊彰。東京国際フォーラムで収録。

ビデオ制作を通じて家族を見つめる子どもたちの奮闘を追うドキュメンタリー。石川テレビ開局３５周年記念番組。◆石川テレビが県内の子どもたちに「家族」をテーマにしたビデオ作品を募集したところ、３２作品が寄せられた。その中から映画監督の大林宣彦氏が４作品を選び、作者の４人は大林監督の助言を受け、もう一度制作に取り組むことになった。小学校４年生の少年は、亡くなった父や、父の死後も能登で暮らすアメリカ生まれの母をカメラで追う。子どもたちは作品を作る面白さを体験しながら、家族が支えあって生きることの大切さに気付いていく。

福井県上中町にあるかみなか農楽舎で、都会からやってきた若者が農業の基本を学ぶ。２年間の研修を終えて卒業し、町内で独立した二人のその後を追う。◆埼玉から来た青年は、卒業後にはじめた一人暮らしで「近所づきあい」という壁にぶち当たる。都会にはない付き合い方に悩むが、春祭りの祭囃子の練習に毎日参加することで次第に打ち解けていく。地元のベテラン農家に弟子入りしたもう一人は、親方についてみて自分の未熟さに気づかされる。それぞれに現実の厳しさを認めながら、将来の夢を明るく語った。

２００４年８月３０日夕刻、山口県に上陸した台風１６号は、９７８ヘクトパスカルという勢力と満潮が原因となって、瀬戸内沿岸にかつてないほどの高潮をもたらした。この台風によって引き起こされた被害の実態を報道すると共に、高潮が起こったメカニズム、その時行政はどう対処したかを検証し、それを教訓に今後の防災行政はどうあるべきかを考える。

トリビア＝ｔｒｉｖｉａとは「雑学・瑣末事」のこと。人生には全く必要のないムダな知識だが、知ったら人に教えたくなるような雑学を視聴者が投稿、それをＶＴＲで紹介して５人のパネラーが品評する。（２００２年１０月７日（深夜）～２００６年９月２７日放送）◆この回はゴールデン進出１周年を記念し、視聴者から募集した「もう一度見たいトリビア」を一挙にまとめて放送する。