静岡が誇る大自然・南アルプスのゴールデントライアングルといわれる千枚岳、荒川三山、赤石岳までのルートを縦走。その途中で出会うスケールの大きな風景、高山植物の花々、ライチョウなどの動植物を美しい映像で紹介する。

日本三名山のひとつ白山の大自然の魅力を、「かつ先生」こと尾張勝也さんが地元の子どもたちと一緒に理科の視点から伝えるシリーズ。（２００４年４月１７日開始）◆白山ろくの清流に住む生き物たちが今回のテーマ。手取川は尾添や瀬波などの支流を含めると全長は７２キロにも及ぶ。その９０％は山間地を流れ、全国でも有数の急流河川。日本一長い信濃川に比べ、流れが急なので、生息する生き物の種類も限られてくる。手取川河口から１０キロ付近にやってきた、かつ先生。急な流れに足をとられそうになりながらも、カジカの仲間、アユカケを見つける。他にアユやウグイはいるものの、フナやナマズなどは流れが速すぎていないようだ。◆白山ろくでは昔から、猟師や山で暮らす人たちが放流した「隠し沢」という場所がある。普段なかなか行けないような滝の上といった所にそっと放しておくのだが、特別に渓流釣りをさせてもらう。手取川の某支流の上流部には、トンボの幼虫やヤゴ、カワゲラ、カゲロウの幼虫といったイワナが大好きな水生昆虫がたくさんいる。まずはその虫を捕まえて、竿を伸ばすと見事に天然のイワナをヒット。天然イワナは養殖のものと違って、ヒレの先っちょが白い縁取りになっていて、顔つきも精かん。かつ先生は釣りの醍醐味を充分に味わうと、釣り上げたイワナをそっと逃がしてあげた。

シベリアから６１年ぶりに帰ってきた遺骨。過去と現在をつないだＤＮＡ鑑定と、終わらない戦後を暮らす遺族たち、戦友たちの姿を伝える。◆１９４３年、２２歳で出征した三上さんは満州で終戦を迎え、武装解除されてシベリアへ連行されたのち、収容所で事故死した。１９９１年にロシア政府がシベリア死亡者４万人の資料を提出したのをきっかけに遺骨の収集が行われるようになり、三上さんの遺骨も帰郷を果たした。

ＪＲ可部線の可部―三段峡の区間が、２００３年１１月３０日に廃線となった。１９６９年の全線開通から３４年間とらえ続けた映像も紹介しつつ、豊かな自然の残る山里を太田川に沿って走る可部線の車窓風景や、地域の人々の生活を織り交ぜて、四季折々の可部線の風景を描く。

大手スポーツ用品会社に勤める典型的サラリーマンと、同じ会社の秘書が織り成すロマンティック・ラブコメディードラマ。脚本：坂元裕二。（２００４年１０月１１日～１２月２０日放送、全１１回）◆最終回。由季（矢田亜希子）の容体が急変し、集中治療室へ運び込まれる。健次（織田裕二）は、弱りながらも懸命に病気と闘う由季に胸を熱くする。一方、由季は澤口（児玉清）に、自分が死んだときは５年前預けた包みを健次に渡してほしいと頼んでいた。また、部署撤退をまぬがれるため、奔走する伍郎（伊原剛志）と達平（森山未來）の前に、会社を辞めた彩香（ＭＥＧＵＭＩ）が現れるが、伍郎たちには彩香の狙いがわからない。そんな中、健次は由季が戻ってくることを信じて、自分がなすべき事に奔走する。

ダウン症と心臓疾患を抱えた中学生が卒業の日を迎え、式でピアノを弾くことになった。両親や先生、友への思いを込めて「仰げば尊し」を演奏する姿を通して、ゆっくりと成長していく彼女と彼女を見守る人たちを描く。◆保育園のときから普通の子どもたちの中で育ち、障害者という壁で隔てられることがなかったが、幼なじみも高校へ進学し、養護学校へ進学することになった彼女とは離れ離れになる。卒業を前に揺れる気持ち。

タレントの友近がふるさと愛媛へ帰り、思い出の地を巡って懐かしい人々を訪ねる。また愛媛県から関西へ、そして全国へと羽ばたいていく飛躍の姿を、初めての単独ライブに挑むまでの密着取材を中心に描く。◆友近が愛媛を離れて４年。吉本興業に所属して、全国レベルのピン芸人になりつつある。２００２年の梅田コマ劇場・バッファロー吾郎特別公演のヒロインに抜擢されて以来、勢いづき、２００３年１０月にはＮＨＫ新人演芸大賞を受賞。多忙なスケジュールをこなしつつ、２００４年１月の初の単独ライブに向けてネタを練り上げ、創り上げていく。

岡山県内各地で歌われている“わらべ歌”を、その地域の子どもが歌うのに合わせて、その歌に関係する歴史や風土を紹介する。◆この回は御津町の「伊勢新潟」。