２００４年の鳥取・島根両県の事件・事故、大きなイベントなどを振り返る。◆大寒波、台風、大雨などの天変地異、頻発したクマ被害、コイヘルペスの流行など動物の異変。“平成の大合併”による新しい街の誕生、島根県が主会場となった高校総合体育大会などを、鳥取県境港市からの中継を交えながら伝える。

萬治２（１６５９）年創業、３４５年の歴史を持つ花火のトップブランド・鍵屋。日本文化としての伝統を踏まえながら、花火を芸術に昇華させようと挑む十五代目の姿を追う。花火の通になるべく、打ち上げ方、正しい鑑賞法、種類の見分け方なども紹介。

旅人・見栄晴が静岡県内の鉄道に乗り、途中下車しながら各地の観光スポットや面白い店を紹介していく。◆今回は伊豆急行を各駅停車で旅する。伊東駅からは、元旅館を観光客に開放した「東海館」、旅館売店のお菓子を製造販売する「滝沢製菓」。南伊東駅からは自家用のケーブルカーで露天風呂へ向かう「陽気館」。城ヶ崎海岸駅や伊豆高原駅では、温泉地ならではの楽しみ・ホームの無料足湯につかり、伊豆熱川では仮面がずらりと並ぶ「日本仮面歴史館」へ。伊豆稲取では電器店なのに店内は博物館「ポート黒田」を、最後の伊豆急下田駅ではヤニの多い松の木を使う脂松細工を紹介する。

７年に一度、申と申の年に行われる諏訪御柱祭。血沸き肉躍る“天下の大祭”に、諏訪地方の人々は一気にエネルギーを爆発させる。御柱祭がなぜ諏訪人の心に深く入り込んでいるのか、その伝統はいかにして受け継がれているのかを問う。

ゆったり、のんびり、のどかな時間が流れる瀬戸内で、「旨い物」を食べて「旨い物を作る人」と出会って「のんびりした時間」を過ごす。日々の暮らしに追われて忘れかけている大切な何かを求めて、旅人・赤井英和がスローな風土をめぐる旅に出る。◆たとえば近頃流行の「スローフード」。実はその考え方は、はるか昔に「養生訓」のなかで貝原益軒が説いていたのだ。江戸時代初期から中期にかけての儒学者・博物学者・庶民教育家であり、自然科学でも広範な業績を上げている益軒。その彼が“人間”の養生を述べて江戸時代のベストセラーとなったのが「養生訓」である。赤井はこの書の伝えるメッセージを紐解きつつ旅をする。

沖縄の小浜島で天真爛漫に育ったヒロイン・恵里が、東京生まれの兄弟との出会いをきっかけに上京し、自分の人生を切り開いていく姿を描いた連続テレビ小説の続編。（第３シリーズ／２００４年９月１３日～１０月１１日放送、全５回）◆恵里は、夫の文也・息子の和也とともに東京の一風館に住み、訪問看護の仕事を続けている。一風館はちょっとしたベビーブーム中でますます賑やかなのだが、恵理にはひとつ気がかりがあった。訪問看護先の患者・美帆子の小学校５年の娘・愛子が、恵里に全く心を開いてくれないのだった。

ご隠居同心・仏の慶次郎が、それぞれに傷を持ちながら必死に生きようとする人々の悩みやもめ事を解きほぐす、一話完結の時代劇。（１０月２９日終了、全１０回）◆定町回り同心を退いた森口慶次郎は、養子の晃之助と皐月の祝言の直前に、根岸にある商家の別荘の寮番（管理人）になって家を出た。事の始まりは３年前、晃之助を婿に迎える祝言を前に、慶次郎の娘・三千代が男に乱暴されて自害した事件にあった。手先の辰吉や吉次が止めるのも聞かず、慶次郎は男を探し出して娘のあだを討とうとした。

広島に原爆が投下されて２ヵ月、焦土の風景と苦しむ被爆者が日本人の手によって撮影された。現存する未編集フィルムに写された映像と現在の場所を対比し、広島の歴史とともに風化しつつある被爆の実相を伝える。