テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

FNSドキュメンタリー大賞 絆 家族と歩む音楽少年

番組ID
203686
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2008年05月25日(日)13:00~13:55
時間(分)
48
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
テレビ長崎(KTN)
製作者
テレビ長崎(KTN)
制作社
テレビ長崎(KTN)、KTNソサエティ
出演者
語り:丸尾知子
スタッフ
撮影:井上康裕、編集:井上康裕、音声:山口洋平、タイトル:茂田恵、音響効果:高田暢也、録音:駒路健一、ディレクター:藤井聡、プロデューサー:山本正興
概要
教室で、公民館で、楽しそうに演奏し歌って人も楽しませる少年、掛屋くん。産声も上げずに生まれた彼の音楽の才能を見出し、育て、ともに歩んで不幸を幸福に変えていった家族の絆を描く。◆掛屋くんは生まれてすぐに保育器に入れられた。視覚障害、低血糖症、成長ホルモン分泌不全症、知的障害、医師が来るたび告げられる病名が増えていった。ただ音感に優れたところがあり、2歳ごろから次第に人並み以上の音楽の才能を見せはじめ、3歳の時にハーモニカに出会って本格的に音楽に引き込まれた。曲や歌詞を数回聴けば覚えてしまう剛志くんは、やがてアレンジや作曲したりと独自の感性で音楽を奏でるまでになった。祖父母、両親、学校の先生の支えで、今も抱えたままのたくさんのハンディを乗り越えている。

同じ年代の公開番組

目撃者f 突然息子を奪われた ~飲酒ひき逃げ 壊された家族の日常~

飲酒事故が減少しているなか、ひき逃げが増えている現実がある。法の抜け穴となっている「逃げ得」の問題を指摘しつつ、飲酒運転の被害の深さを訴える。◆長崎県に住む大川夫妻は、亡き長男の臓器提供意思表示カードを今も大切にもっている。すべての臓器を提供したいという息子の最後の望みを叶えることはできなかった。「体はまともな骨がないほどばらばらに折れていた。それでも何か遺してあげられたらよかった…」。2006年9月、大学生だった彼はオートバイで帰宅していたところひき逃げされた。犯人の男は2日だってようやく出頭、それから10日後にわかったのは飲酒運転の事実だった。事故当時のアルコール濃度は特定できず、飲酒運転では立件されずに下された判決は懲役1年6か月だった。飲酒運転の死亡事故で危険運転致死傷罪が適用されれば、最高で懲役20年。酔いがさめるまで逃げ、飲酒運転が立件されなければ懲役15年。逃げたほうが5年も軽くなる。飲酒の厳罰化は進み、飲酒事故は減少している一方で、ひき逃げの件数は増えている。飲酒を隠すために、ひき逃げをしているという実態があるのだ。大川さんの自宅の倉庫は遺品で埋め尽くされている。「アパートのテーブルの上はご飯を食べたままだった。お箸もこれで口に入れたんだと思うと洗いたくなかった」。20歳の誕生日に贈った腕時計は主がない今も時を刻んでいるが、あのときから、家族の時間は止まってしまっているのだ。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
ダイドードリンコスペシャル 掴め、奪え!裸男が、渦を巻く!! ~奥州・黒石寺蘇民祭~

二月の深夜。凍てつく寒さの中、岩手県奥州市の黒石寺で行われる「蘇民祭」。その一年の五穀豊穣と家内安全が約束されるという「蘇民袋」をめぐって、下帯姿の裸男たちが激しい争奪戦を繰り広げる。怒号、罵声、小突きあい…。荒々しさいっぱいの祭りだが、参加する男たちも見物客も、この血沸き立つ時を楽しんでいる祭りだ。◆岩手では、農耕にかかわる様々な年中行事が大切にされてきた。北国の厳しい気候、そこで生きていくには自然への祈りや感謝が欠かせなかったからだ。その年中行事の一つとして、1000年前と変わらぬ姿を保つ蘇民祭。極寒の夜に裸になるのは精進という意味を持ち、また裸で暴れる楽しさは農閑期のレクレーション的な意味も持つともいわれている。◆蘇民祭は、旧正月七日に行われる薬師信仰の祭り。寺の檀家や祭りの保存協力会などがほぼ一ヶ月前から作業にあたるが、その準備も旧暦の暦に基づいてゆっくりと行われ、そこには昔の暮らしぶりや生活のリズムも垣間見える。荒々しい一方で、どこかおおらかでユーモラスな蘇民祭。祭を支える人、裸で息巻く男衆…。蘇民祭を愛してやまない人たちの「心」に迫り、祭りの楽しさ、人間模様、そしてこの地の風土を守る「誇り」を描く。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組