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テレビ番組

にほん風景遺産 萩往還 ~志士たちの歩いた歴史街道~

番組ID
204677
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放送日時
2010年03月09日(火)21:00~21:55
時間(分)
47
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
ビーエス朝日(BS朝日)
製作者
ビーエス朝日(BS朝日)、山口朝日放送(YAB)
制作社
ビーエス朝日(BS朝日)、山口朝日放送(YAB)
出演者
加藤千洋、ナレーション:川瀬眞由美
スタッフ
構成:村上信夫、題字:片岡鶴太郎、撮影:脇田義彦、音声:近清正和、編集:十川賢次、映像:沼田千恵子、EED:水上義明、EED:藤井正義、MA:飯森雅允、音響効果:片山由理、ディレクター:十川賢次、プロデューサー:十川賢次、総合プロデューサー:小林和男
概要
未来に残したい日本各地の豊かな“風景遺産”。四季折々の美しい日本の風景と、そこに住む人々の暮らしを紹介するシリーズ。案内人は加藤千洋。◆山口県。「萩往還」とは、1604年(慶長9)毛利輝元が萩城築城後に山陰と山陽を結ぶ参勤交代道として開いた道。城下町・萩(萩市)と瀬戸内の港・三田尻(防府市)をほぼ直線で結ぶ全長53km。この街道は庶民にとっても貴重な交通路となり、また幕末には維新の志士たちが江戸や京へと往来し、歴史的にも重要な役割を果たした。◆かつての道沿いには、藩主一行の宿泊所や休憩所となった御茶屋や駕籠建場など様々な施設が置かれ、また一里塚・往還松のような旅人のための道標も設けられており、今でもその面影をとどめている。◆番組では、400年前の面影を残す風景と街道沿いの名称地を訪ね歩く。町並みの変わりようを語りながら、街道沿いに住む人たちとの交流を通して、郷土と維新の志士たちが歩いた風景を紹介する。

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