テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

生きる×2 まんでがん母ちゃんの宝物

番組ID
204984
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2009年10月10日(土)05:29~05:59
時間(分)
25
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
西日本放送(RNC)
製作者
西日本放送(RNC)
制作社
西日本放送(RNC)、アクシス、民間放送教育協会
出演者
馬場俊江、ナレーション:池田弥生
スタッフ
撮影:神谷健太郎、撮影:林功二、音声:瀧元成美、MA:榎本淳一郎、ディレクター:細渓嘉徳、プロデューサー:松村文彦
概要
71歳の馬場俊江さんは「讃岐のまんでがん母ちゃん」と呼ばれている。「まんでがん」とは香川県の方言で「全部」という意味。讃岐のことなら何でも知っているお母さんだ。農業を営んで50年、香川県名誉農業士、むらの技能伝承士という肩書も持っている。さらに近所の主婦仲間と讃岐うどん店を共同運営し、うどん体験教室の先生でもあり、ラジオ番組にもレギュラー出演するという、讃岐のマルチ母ちゃんなのだ。◆そんな馬場さんが「まんでがん」するようになったのは、嫁ぎ先の家庭事情を知ったことが原点。明るい妻でありながら、一家の父親的存在になろうと心に決めたことが彼女の転機だった。苦しさの中にも喜びを見出し続け、まんでがんに活躍する馬場さんの日々を見つめる。

同じ年代の公開番組

ムーブ 排泄放置された島 ~世界自然遺産 登録15年を越えて~

日本初の世界自然遺産に登録された「屋久島」には、多くの観光客が訪れる。中でも、類まれな自然を誇る山岳部の人気はうなぎ上りで、2000年に4万5千人だった山への入り込み数は、2009年には10万9千人と倍増した。これは島の観光業を充実させる一方で、豊かな自然の森に新たな問題を引き起こしている。◆シーズン中、世界自然遺産のシンボル“縄文杉”を目指すルートにできる長蛇の列。それは、山小屋近くのトイレも同様。1時間待ちの状態も…。我慢できなくなった人は森の中に消えていくと言う。また、これまで埋設処理で対応できていたし尿処理が限界を超えてきた。「山のトイレ問題」がとうとう世界自然遺産・屋久島でも起こってしまった。◆遺産登録から15年の節目を迎えた2008年、屋久島の環境保全に取り組んできた「山岳部利用対策協議会」がやっとこの問題に動き出した。人力によるし尿搬出に、携帯トイレの導入…。しかし、これには様々な疑問点があると立ち上がったのは、観光ガイド達。意見をたたかわせ、トイレ問題に真剣に取り組んできた。◆日本にある世界自然遺産地域のうち唯一、核心部にまで自由に立ち入ることのできる「屋久島」。登録に伴い生じた負の現実に、屋久島の人々はどのように向き合おうとしているのか。「山のトイレ問題」から今後の山岳部利用のあり方を探る。「JNN九州沖縄ドキュメント・ムーブ」。


cinematic_blurドキュメンタリーschool教育・教養tvテレビ番組
ラララ白山放送5周年記念特別番組 白山の水に抱かれて〔2〕 ~山の恵みに生きる~

「ラララ白山」が放送スタートして5周年。白山からもたらされる「水」の恵みを軸に、白山の知られざる姿を紹介する特別番組。第1部「いのちの源への祈り」に続く第2弾。◆木村芳文さんは22年前に初めて白山を訪れ、その雄大な姿にほれ込んだ。今では白山ろくに移り住み、年間90日以上を白山で過ごす。番組では写真家・木村さんの目を通して、白山のさまざまな恩恵とそこに関わる人たちを紹介する。◆白山スーパー林道の入口でレストハウスを経営する外さん夫婦。周辺の山でいただく山の恵みを生業にしている。春に塩漬けしておいた山菜と山で捕獲されたイノシシの肉、堅どうふが入った「アザミ汁」は何ともいえないおいしさ。「きなこおはぎ」も手作りの味がたまらない。夫婦は山の恵みのおかげで生きてきたと、常に白山への感謝を忘れない。11月に林道が冬季閉鎖になると小屋も閉まる。「後ろ髪を引かれる思い」だが、また来年の春を楽しみにして鋭気を養う。◆鶴来地区の小堀酒造店では、一部のお酒に地元の米を使っている。「北陸12号」と名付けられた酒米は、農家と共同で手がけたもの。これに白山から長い年月をかけて流れてくる伏流水で造る、まさに100%地元産のお酒だ。小堀酒造ではこの豊かな水の恵みを後世に残していきたいと、30年以上にわたってある活動を行っている。社員自らが水源の森の整備を行っているのだ。杉林の枝打ちや間伐をして、大地へ返すという息の長い作業。おいしいお酒が造れるのも先人たちのおかげ。今度は自分たちが未来の人たちのためになるんだと思うと、作業にも熱が入る。◆雪深い白峰地区では、門徒たちが一堂に会して交流を深める「講」という風習が根強く受け継がれている。トチ餅の製造販売で知られる志んさ本舗は、その当番にあたり、準備に追われていた。この「24日講」が終わると次は「報恩講」。「報恩講」に欠かせないのが春に塩漬けしておいた山菜。織田さんはワラビやウド、フキなどのほか、乾燥しておいたゼンマイなどたくさんの山菜を順番に塩出し、1週間水にさらして、今度は一品づつ煮ていく。段取りはすべてお母さん一人。もともと織田さん宅は、まさに白山を仕事場としてきた家族。山の恵みがあるからこそ、ここに住まわせてもらっていることが「最高のしあわせ」と笑顔で話す。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組