テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

チャンネル4 三兄弟が挑んだ命の鼓動 国産初・植込み型補助人工心臓開発物語

番組ID
205270
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2011年05月28日(土)09:30~10:25
時間(分)
47
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
テレビ信州(TSB)
製作者
テレビ信州(TSB)
制作社
テレビ信州(TSB)、長野映像センター
出演者
語り:藤原里瑛
スタッフ
撮影:塚田恭朗、撮影:松葉芳明、音声:祢津千秋、タイトル:鈴木聡哉、ディレクター:尾下昌彦、プロデューサー:矢澤将良
概要
2005年に重症の心不全を患った男性に対して国産補助人工心臓の治験手術第1号が行われてから5年。厚生労働省は植込み型の補助人工心臓の製造と販売を承認した。これまでは海外製品がほぼ独占してきた高度医療器具の分野に、ついに国内企業が参入した。大企業さえ躊躇する分野に挑む三兄弟の志を伝える。◆ポンプの役割を果たせなくなった心臓の機能を肩代わりする補助人工心臓。いちど埋め込んでしまえば外部からのアクセスはたいへん困難になるため、故障リスクを最小限にしたと語る考案者の東京女子医科大学・山崎健二教授。サンメディカル技術研究所は、この補助人工心臓を開発するために教授の兄、山崎俊一さんが設立した会社である。そして製造するのは、諏訪ならではの精密加工技術を持つミスズ工業、社長は山崎泰三さん。次男が考案し、長男が開発し、三男が製造する国産初の人工心臓開発の20年間を綴る。
受賞歴
科学放送高柳賞(第42回、高柳記念奨励賞)

同じ年代の公開番組

NNNドキュメント’11 3・11大震災シリーズ14 ひまわりの咲いた夏 ~大川小・津波に消えた命~

2011年3月11日の東日本大震災で、児童74人と教職員10人が犠牲となった宮城県石巻市の大川小学校。当時6年生だった狩野愛さん。震災の日の朝、学校へ登校したまま帰ってこない。「愛ダメかもしれない」。母・あけみさんは日記に心境を書き、せめて遺体をみつけたいと学校周辺を探し続けた。◆津波の避難場所に指定されていた大川小学校。地震発生から40分近くたっても、児童たちは校庭に集められたままだった。「津波が来ます、避難してください」。石巻市の広報車の呼びかけで近くの高台へ歩きだしたが、その途中で先生と児童たちは津波に襲われた。◆大川小の児童で津波の難を逃れたのは34人のみ。いつしか遺族側と生存児童側の二つに分けられ、両者の間には溝ができていた。四十九日の合同供養のあと、警察からあけみさんに連絡が入った。「女の子の遺体がみつかった」。変わり果てた愛さんとの対面はトラックのコンテナの中だった。◆愛さんの同級生の浮津天音さん。津波が来る前に親に連れられ帰宅し、難を逃れた。「何で自分が生き残っちゃったんだろう」。負い目を感じ、自分が生き残された意味を考え続けていた。そして自分にしかできないこととして、在りし日の友達の学校での姿を遺族に伝えることにした。◆震災から半年後、あけみさんと天音さんは対話した。あけみさんは娘の新たな側面を知る。そしてともに前を向き始めた。あけみさんが愛さんの成長を代わりに託して植えたひまわり。満開の花を咲かせたそのひまわりに、母は娘の笑顔を重ねる。


cinematic_blurドキュメンタリーondemand_video報道・時事tvテレビ番組